哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

哲学

百聞は一見に如かず【再掲】

百聞は一見に如かず(百聞不如一見)・・・たくさん聞くより、実際に見る方が良い、 という言葉で、ご存知の方も多いだろう。 元は中国の漢書に出てくる言葉なのだが、これには以下のような続きがある。 百見不如一考(見るだけでなく、考えないと意味がない…

「分別」と「無分別」

---------------------------「分別」:物事を2つに分け、区別した上で、比較判断する考え方のこと 「無分別」:物事を区別せず、相対的に考えない思考のこと、 もしくは、物事をありのままに受け取り、比較をしない物の見方のこと-------------------------…

真理を頼りに~『法灯明』

誰にとっても、自分が信じる世界を生きたいものですが、 そのような思惑とは異なり、非情で厳然とした現実が、私達の生きるこの世の中なのです。 そして、この世の中には、自然の法則のような不変の「真理」、「真実」が存在し、 私達は、その「真理」を頼り…

一番は「楽しむ」こと

「論語」の言葉に、以下のような文言があります。------------------------------これを「知る者」は、これを「好む者」に如かず。 これを「好む者」は、これを「楽しむ者」に如かず。------------------------------ 訳すると、 「何かの物事について、その…

全ては「変化」する

物事は常に「変化」します。全ては「諸行無常」の理でもあるのです。 ですので、どれだけ過去に「良い」ものであったとしても、 時が経てば、全ては「劣化」し、「悪い」ものへ変化してしまうのです。 そして、それは、「何もしなくても」なのです。 たとえ…

全ては「必然」

「生きる」とは、本来楽しいものです。それは、自分で自分の人生を切り開いていくことにあるからで、 それによって、様々な「経験」をするから楽しいし、「成長」することが出来るから楽しいのです。 ただ、切り開いていくためには、勿論、「苦労」や「困難…

人生というあみだくじ

私達はほんの1日でさえも、数多くの「選択」をします。 そして、その無数の「選択」の積み重ねによって、今の自分は作り上げられているのです。 更に、その過去に行った「選択」が、今後どのような「結果」をもたらすのかは、最後にならないと分からないので…

学びと実践

自分を変えるために、何かを「学ぶ」ことはとても大事なこと。 そして、その「学び」は、「実践」して初めて意味をなすものであり、「実践」することではじめて、理解できることも多いのです。 まさに、陽明学における「知行合一」の考えでもあります。(行…

努力とタイミング

人生は、思っている以上に遥かに複雑で難解で、 例えば、誰かが、ある成功者と全く同じ努力をしたとしても、同じように成功出来るとは限らないのです。 それは、努力以外に「タイミング」や「運」という要素が絡んでくるからで、 これらの要素なくして、何か…

自然に沿った生き方

現代は成熟した社会。 様々なサービスを受けられ、便利な生活はより便利になっていくが、 一方で、「貧富や格差」の問題は、以前にも増して広がり、益々生きづらさを感じる方も多いのではないでしょうか。 社会として成熟してきたとはいっても、まだまだシス…

百聞は一見に如かず

百聞は一見に如かず(百聞不如一見)・・・たくさん聞くより、実際に見る方が良い、 という言葉で、ご存知の方も多いだろう。 元は中国の漢書に出てくる言葉なのだが、これには以下のような続きがある。 百見不如一考(見るだけでなく、考えないと意味がない…

人生の転機

人生にはいくつもの転機がある。 それは自分にとって、良いことでもあり、そうでないことでもあるのだが、 そもそも変化すること自体、あまり好まれないものでもあり、とりわけ自分にとって良くない転機であれば、尚更であろう。 しかしながら、この世は諸行…

安全で確実なもの

今の世の中、様々なもの、様々なルール、様々な情報、様々な〇〇とあるが、これらは全てより良く生きるために作り出されたものである。 そしてこれらは、人が作り出したものであり、永久不変なものは何一つなく、常に変化をし続けている。 その一方で、私達…

変化と不安

普段、目の前にある様々なことを当たり前のものと思ってしまっている。 ずっと変わらずにあるものと思ってしまう。 しかし、それはどのようなことであっても、いずれは形を変え、やがて消えて無くなってしまう。 いつ、どのようになるのかも分からない。 そ…

変化に抗わない

人生も社会も常に変化し続ける。 時に自分が絶対に正しいと思い込んでいることも、自然や社会の変化に伴い、全く通用しなくなる。 自然や社会の流れは、水のようなもの。とめどなく流れ続けるから、綺麗な水を保つことが出来る。 反対に、もし流れが止まって…

自分と向き合う

自己啓発や成功哲学は今の時代、数多く出回っているが、なかなか自分のやり方や方法が分からない、もしくは、いろいろやってはみても、どうにもうまくいかない人というのは、とても多くいると思う。 それは、世に出回る成功哲学は、個人ベースでの考え方や経…

全ては諸行無常

物事は常に変化する。変わらないというものは、何もない。 変化していくことが、通常なのであるから、変化することを怖がる必要はない。 だが、いつ、どのように変化するのかということも、何も分からないから、不安なのであり、どうしても安心感のあるもの…

過ちを改める

過ちは誰でも犯すもの。その過ちは常に改められようとしているだろうか? 過ちだと分かってはいるものの、私達は時として、何もせずにやり過ごしてしまうことがある。 それは、自分のプライドが許さないから。自分のキャリアや経歴に傷をつけることになるか…

上善如水(上善は水の如し)

「上善如水(上善は水の如し)」・・・老子の有名な言葉で、「理想的な生き方=上善は水のようである」という。 老子によれば、水のように「争わず、低きところに留まる」生き方こそ、堅く強いものに打ち勝つことができる秘訣なのだとか。 弱さに徹した水の…

三識(知識、見識、胆識)

人間は3つの「識」、「知識」、「見識」、「胆識」の三段階で学びを深めていくとされている。 それぞれの意味としては、----------------------------------------- 「知識」:その事柄について、誰かから話を聞いたり、本や新聞、テレビ、インターネット等…

忘れてしまいたいこと

忘れてしまえれば、どんなに楽だろうか、と思うことは、これまで生きてきた以上いくつもあるだろう。 それは、過去の嫌な思い出や苦い経験、人との別れ、トラウマ・・・ 過去の出来事とはいえ、忘れたくても忘れられないから、その後の人生にもいろいろと弊…

自分を裏切らない

人生は何をするにもあまりにも短い。 それなのに、自分が何も成しえていないことに苛立ちや腹立たしさを覚えたり、何かをしなければ、と焦ってばかりいたりする、 一方で、そのように苛立ってはいけない、焦ってはいけない、と、ネガティブになりそうな自分…

自分軸

自分の好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なこと、生まれながらの性格や考え方、主義主張、等々、、 自分のコア、根幹となるものを総じて自分軸と表現したりします。 もしくは、自分はいったい何者なのか、という風にも言いかえることが出来るでしょ…

自分との対話

人は一日に3万回~6万回、自分自身と対話するといわれています。 そうです、ほぼ例外なく、他の誰よりもはるかに自分自身と対話をしているのです。言い換えると、「最も影響力のある対話先は自分」、ということにもなります。 ただでさえ、複雑でややこしい…

自分に素直に

~自分の気持ちを正直に受け止める~ 「自分は〇〇な人間である」誰もが自分を認識するのに持っている観念です。そして、これを基点として、普段の立ち振る舞いや仕事を決めているかと思います。 ところで、これがある故に、どこかで無理をしていたり、自分…