一番は「楽しむ」こと
「論語」の言葉に、
以下のような文言があります。
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これを「知る者」は、
これを「好む者」に如かず。
これを「好む者」は、
これを「楽しむ者」に如かず。
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訳すると、
「何かの物事について、
その知識を知っている人は、
それを好きな人には及ばず、
それを好きな人は、
それを楽しんでいる人に及ばない」、
となり、
少し言葉を変えると、
「知識として知っているだけよりは、
それを好んでいる人の方が上手であり、
更に、
それを楽しんでいる人の方が、もっと上手である」
ということで、
一言でいうと、
「楽しんで突き詰める」人には、誰も敵わない、
のです。
では、
「好き」と「楽しい」の違いとは何でしょうか。
意味としてはとても似ている感じもあり、
違いとは、どこにあるのか、
ということになりますが、
それは、以下のように定義出来ます。
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「好き」:
心が反応する、心惹かれている状態
「楽しい」:
実際に行動して、
心と体の両方でその体験を味わっている状態
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つまり、
「行動」するところに違いがあるのです。
そして、これは、
人は「行動」が全て、という観点から考えても、
「楽しんで」いる人に敵わない、
というのは、道理でもあり、
何よりも一番は、
自分が「楽しむ」ことなのです。
貴方は、何をしている時が、
「楽しい」と感じることが出来るのでしょうか。
ここに、
自分にとって、よりよく生きるための、
「ヒント」が隠されているのです。