哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「自己催眠」

私達は、自分の両親や周囲の人、社会等、様々な環境の影響を受けて、ここまで生きてきました。 そして、この社会で生き抜くためには、それなりのルールを知らねばならず、 物心ついた頃から、これはいい、あれはダメ、といった具合に、 周囲からのコントロー…

「幸せ」な人

私達は、少しでも「幸せ」に生きたいと願いながら、それと同時に、 「不幸」になってしまうのではないか、という「恐れ」を抱えて生きています。 未来永劫にわたって、盤石の「幸せ」を確保するために、様々に策を講じるのですが、 将来のことは誰にも分かり…

邪魔な「思考」

私達は、「変わりたい」と思いながら、一方では、「変わる」ことを拒否してしまうものです。 現状に満足していないのに、 現状を変えようとすることに、恐れを持ってしまうのです。 本気で、心の底から、「変わりたい」と思っていても、 頭の中で考えはじめ…

『自灯明』

私達、人は、基本的には「弱い」生き物です。 一人一人が「弱い」からこそ、力を合わせ、補い合うために、 社会という組織を作り、会社、共同体等の様々なグループを構成してきたのです。 一方で、私達は、生まれる時も、死ぬ時も「一人」であって、 どのよ…

「幸せ」の基準

私達は、以前の自分より、 状況がよくなったり、思い通りになったり、やりがいを感じたり、満たされたり、することで、 「幸せ」を感じるもので、 つまり、「幸せ」とは、 過去の自分の状況との比較による産物、でもあるのです。 そして、とても満たされた環…

「思考」の産物

私達は、どこまでいっても、「今」のこの瞬間しか生きられないわけで、 その先にある「未来」は、頭の中にイメージとして、存在するかもしれませんが、 私達は、常に、「今」しか生きられないのです。 そして、「今」にしか生きられないのに、その先の「未来…

「経験」=「個性」

たとえば、何か一つの同じ「経験」をするのにも、 ある人は、早い時期に、偶然にも、その「経験」を得ることが出来た、にも拘わらず、 また別の人は、何十年もの時間をかけた上、ようやくその「経験」をすることが出来た、 ということも、起こり得ることでは…

「変わらない」もの

長年、願っていた夢が、叶ったとしても、 今、何か抱えている問題が、解決したとしても、 どんなに自分が変わったとしても 変わることのないものも、たくさん存在します。 それは、例えば、 気に障ることが起きれば、「怒り」を感じたり、 辛いことがあれば…

生き方の「選択」

私達が、もっと、楽に生きるためには、 自分に対し、 「素直」に、「正直」になる、「本音」で生きる、 ということで、言葉で表すと、実に単純で簡単なことです。 そして、あらゆる生き物が、そのように生きている中で、 人間だけが、本当の自分を押し殺し、…

毎日「積み重ねる」もの

私達は、毎日少しずつ、様々な新しい「経験」を積み重ねています。 何歳になろうとも、同じ一日ということはあり得ないので、 たとえ、ありきたりな一日だと思っていても、 その中身は、はじめてのことや新しいもので満ちているのです。 そして、このささや…

「逃げる」という選択肢

「逃げる」選択をする。 状況がどうしようもない時は、「逃げる」のも選択の一つ。 「無責任」や「卑怯」・・・ 「逃げる」、ということについては、 一般的には、ネガティブなニュアンスで、 潔いことではないかもしれません。 ですが、「逃げる」というこ…

隠れている「問題」

目の前の「問題」ばかり見ていませんか? 「問題」の影響が、些細だからといって、 「問題」を「問題」として認識せず、放置したままではいませんか? 「問題」とは、「氷山の一角」の如く、 「顕在化」しているのは、ほんの一部であって、 その他の大部分は…

自分に出来ること

今の自分にとって、「確実に」出来ることというのは、 過去に、自分が既に「経験」したことだけなのです。 ですので、 これからやろうとしていることが、出来るのかどうかは、 当然ながら、分かるわけもなく、 やってみないことには、「何も分からない」ので…

自分の中の「壁」

誰しも、自分の中に「壁」を持っています。 この「壁」というのは、 自分にとって、苦手なもの、過去のトラウマ・・・ それぞれ、人によって、「感じ方」は全く異なるもので、 他人からしてみれば、大したことのないことかもしれません そもそも、この「壁」…

「出会い」と「転機」

いわゆる、人生の「転機」においては、 何をおいても「出会い」というものが必要不可欠です。 逆に言うと、その、何かとの「出会い」が無い限り、人生が変わるということはないでしょう。 そして、「出会い」というと、人との出会いを想像しがちではあります…

思い通りにいかない時

自分が行った「努力」に対し、 相応の「結果」というのが、必ず得られるのであれば、 「生きる」ことが、今ほど難しい、とは思わなくなるのではないでしょうか。 ところが、現実の日常においては、 「努力」したところで、その通りに報われないことも多いで…

「運」についての解釈の仕方

「運」が「いい」、「悪い」という問題は、人間のバイオリズム(体調)のように、常に変動を繰り返すものです。 ずっと、「運」の「いい」状態が続くわけでもないし、「悪い」ままでいることでもない。 そして、この「運」に関して、少し見方を変えてみた場…

「運」を掴むために

誰しも、何かしらの「幸運」や「ツキ」に恵まれた経験は、あるかと思います。 このような「運」というのは、その人の才能や置かれている環境とは関係なく働くもので、 一見、何もしなくても、「棚ぼた」的に降ってくるものとイメージしがちになるのですが、 …

「危険」の選択肢

私達の身の回りには、 常に何かの「危険」や「リスク」が潜んでいます。 更に、その「危険」を避けようとすれば、別の「危険」を引き起こすこともあり、 まさに、「安全」なところというのはどこにもなく、 生きるということは、「危険」に晒され続ける、と…

「未処理」の心

自分にとって苦手なこと、嫌いなこと、コンプレックスに思っていること・・・ 誰でも一つや二つは持っていると思います。 そして、そのことを自分でも「認識」しているものの、 それを自分自身では「認めたくない」、という気持ちを持っていることもあるのだ…

「自分」に対する言葉

私達の誰もが、 「他人」との会話よりも「自分」との会話の方が圧倒的に多いものです。 そして、「他人」に対しては、憚れるような言葉も、 「自分」に対しては、躊躇することなく投げかけてはいないでしょうか。 「他人」に対しては、言葉を選んでいるのに…

「近く」て「手に届く」もの

私事ですが、今の住まいに越してきて、一年余りが過ぎました。 この場所が、昔から好きだったのと、たまたまタイミングもあったのもあって、移り住んできたわけなのですが、 地元の人間になったからといって、この地のことをもっとよく知るようになった、と…

「意識」を向ける先

私達は、毎日、 嬉しい出来事に喜んだり、辛い出来事に悲しみ、苦しんだり、思い通りにいかないことに焦ったり、腹を立てたり、・・・ 思っている以上に、自分の「外側」に起きている出来事に、「一喜一憂」させられているのではないでしょうか。 自分の「感…

自分だけにしかない「恐怖」

誰にとっても、生きる上においては、何かしらの「恐怖」や「不安」を抱えています。 たとえ、その発端となる出来事を同じように経験したとしても、その「感じ方」は個人によって異なり、 その感じた「気持ち」を、周囲の人として「共感」することは出来るも…

「やめる」という選択

私達は、常に、 「やめる」、「やめない」「逃げる」、「逃げない」 の選択に迫られています。 勿論、状況によっては、 「やめた」方がよい場合もあるし、そうでない場合もあります。 だから、安易に、一括りに、「やめてはいけない」 と思う必要は全くとい…

「価値観」の向き合い方

私達は、誰もが、自分なりの「価値観」を持っていて、 その「価値観」が、唯一「正しい」と思うからこそ 周囲の人に対しても、その「価値観」を押し付けがちになってしまうこともあります。 ですが、「価値観」とは、そもそも、個人個人で全く「異なる」もの…

自分の内なる「側面」

私達は、相対する人との関係性に応じて、様々な「顔」を持っています。 上司としての自分部下としての自分同僚としての自分親としての自分子供としての自分恋人としての自分友人としての自分・・・ それぞれに見せる「顔」は異なり、振る舞いや口調等も、全…

「成功」に必要な「プロセス」

何かをしなければ、何も成すことは出来ず、 何かしらの目的がある限り、私達は、常に挑戦し続けなければならないのです。 そして、目的を達成するためには、数多くの「失敗」が必要で、 まさに、「失敗」することは、「成功」に必要な「プロセス」の一つなの…

「目」を背けない

私達は、自分にとって「思い入れ」があればあるほど、 どうしても、「都合のいい」ように見ようとしますし、解釈しようとするものです。 逆に、「どうでもいい」ようなものであれば、 こだわりも執着も何もないので、冷静に、客観的に見ることが出来るもので…