百聞は一見に如かず【再掲】
百聞は一見に如かず(百聞不如一見)・・・
たくさん聞くより、実際に見る方が良い、
という言葉で、ご存知の方も多いだろう。
元は中国の漢書に出てくる言葉なのだが、
これには以下のような続きがある。
百見不如一考(見るだけでなく、考えないと意味がない)
百考不如一行(考えるだけでなく、行動しないと意味がない)
百行不如一効(行動するだけでなく、成果を出さないと意味がない)
この一連の流れから、
聞くだけでなく、見るだけでなく、考えるだけでなく、
そして行動するだけでもなく、
「結果を出してはじめて意味がある」、
というニュアンスになると思うのだが、
それだけにとどまらず、
この結果を出すに至るまでには、
「聞いて、見て、考えて、行動する」、
というプロセスを必ず経ており、
そのいずれも疎かには出来ない、ということを示している。
そして、
これには更に続きがあり、
百効不如一幸(成果をあげるだけでなく、それが幸せに繋がらないと意味がない)
百幸不如一皇(自分だけでなく、みんなの幸せを考えることが大事である)
やはり行き着く先は、
社会全体の幸せにまで及ぶべきであるということのようだ。