百聞は一見に如かず【再掲】
百聞は一見に如かず(百聞不如一見)・・・
たくさん聞くより、実際に見る方が良い、
という言葉で、ご存知の方も多いだろう。
元は中国の漢書に出てくる言葉なのだが、
これには以下のような続きがある。
百見不如一考(見るだけでなく、考えないと意味がない)
百考不如一行(考えるだけでなく、行動しないと意味がない)
百行不如一効(行動するだけでなく、成果を出さないと意味がない)
この一連の流れから、
聞くだけでなく、見るだけでなく、考えるだけでなく、
そして行動するだけでもなく、
「結果を出してはじめて意味がある」、
というニュアンスになると思うのだが、
それだけにとどまらず、
この結果を出すに至るまでには、
「聞いて、見て、考えて、行動する」、
というプロセスを必ず経ており、
そのいずれも疎かには出来ない、ということを示している。
そして、
これには更に続きがあり、
百効不如一幸(成果をあげるだけでなく、それが幸せに繋がらないと意味がない)
百幸不如一皇(自分だけでなく、みんなの幸せを考えることが大事である)
やはり行き着く先は、
社会全体の幸せにまで及ぶべきであるということのようだ。
みんなが敵【再掲】
何かをはじめる時、何かを変えようとする時、
必ずといってもいいほど付きまとってくるのが、人間関係。
何事も中途半端はよくないのだが、
それは人間関係においても同じこと。
中途半端な馴れ合いがあると、
迷いや不安の元が増えるだけであり、
決断するのに足枷にもなったりする。
だから、少々極端ではあるが、
「自分の味方となる人以外は、全ては敵である」
そのくらいの心持ちでいるのが、
ちょうどいいのかもしれない。
とにかく、
嫌われることを恐れてはいけない。
何かを変えるには、
既存の考えややり方を変えなければならない。
必要によっては、人間関係も。
それにも拘わらず、
嫌われることを恐れ、躊躇していたら、
結局のところ、何も変えることは出来ない。
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みんな敵がいい。
敵がいないと何も出来ず。
(勝海舟)
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自分で答えを【再掲】
なかなか問題が解決が出来ず、悩み続けていることは、
誰しも一つや二つはある。
今は、インターネット等で様々な情報収集も可能なので、
様々なヒントはそこから探し出すことは出来るかもしれないが、
大概、悩みとなってしまうものというのは、
自分だけにしかないオリジナルばかりだ。
類似のようなものは、
もしかしたら外側に答えがあるかもしれないが、
それがそのまま今の自分にとっての答えにはならないだろう。
知識や情報だけではどうにもならない。
悩みはいつでも未知の問題であって、どこにも答えはない。
だから、
自分で考え、答えを見出していかなくてならないのだ。
それにも拘わらず、
自分で考えることをせず、
周囲ばかりに答えを求めてしまってはいないだろうか。
最終的に、答えを決めるのは自分なのに。
安全で確実なもの【再掲】
今の世の中、
様々なもの、様々なルール、様々な情報、様々な〇〇とあるが、
これらは全てより良く生きるために作り出されたものである。
そしてこれらは、人が作り出したものであり、
永久不変なものは何一つなく、常に変化をし続けている。
その一方で、私達は、
いつも、安全で、確実で、不変なものばかりを求め、
それにすがってしまおうとしてしまう。
安全で確実なものは何一つないというのに、
そこに安定や確実を求めてしまい、
逆に不安になってしまっている。
何かに頼りきったり、すがったりする姿勢が、
自分の生きる力を失わせたりすることもある。
だから、
不確実で不安定なことも全部引っくるめて、
受け入れてしまおう。
それが、
もっと楽に生きることにつながるはずなのだから。
自分に対する嘘【再掲】
人生で難しいこと、
それは嘘をつかずに生きることではないだろうか。
程度の差はあるとしても、
誰しも嘘をつかずに生きているというのは、
ほぼ皆無ではないかと思うのである。
勿論、好んで嘘をつくということはなく、
何かしらの理由や生きるための方便であったりするだろう。
そして理由はどうあれ、
嘘をつくことは、とても心苦しいものでもある。
更に、その苦しさから一時的に開放しようとして、
自分に言い訳をしたり、
自分を誤魔化したりと、
心の中で自分を正当化しようとする。
しかしながら、それが結果的に、
もっと自分を苦しめることになったりするのである。
だからせめて、
自分自身の中だけでは、
嘘をついてしまったことを、素直に認めてあげよう。
自分の中では嘘をつくのはよそう。
自分との対話【再掲】
私達は一日に何万回も、
自分自身と対話している。
その対話はもちろん、
自分自身しか知り得ないものなのだが、
それがために、飾る必要もなく、
感情のまま、素直でストレートな言い方をしているだろう。
とりわけ、
失敗したり、うまく出来ない自分へ対するネガティブな思いを、
より辛辣な形で、自分に対してぶつけてしまったりしているだろう。
他人に対しては憚られるような言い方も、
自分に対してはしているのかもしれない。
自分自身の反省のため、
自分に対して厳しくあることも、時には必要かもしれないが、
自分を責めてばかりしていないだろうか。
自分を責め、自分を傷つけているのは、
他の誰でもなく、自分自身ではないだろうか。
自分の内面を知りうるのは、唯一自分ただ一人。
自分を一番労わることが出来るのも自分。
そんな自分を、雑に扱ってしまってはいけない。
だから、まずは自分との対話から見直そう。
ただ感情に任せてしまうのではなく、
もっと丁寧に、もっと大切にしていこう。