哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「自分」に対する言葉

 
私達の誰もが、
 
「他人」との会話よりも
「自分」との会話の方が圧倒的に多いものです。
 
 
 
そして、
「他人」に対しては、
憚れるような言葉も、
 
「自分」に対しては、
躊躇することなく投げかけてはいないでしょうか。
 
 
 
「他人」に対しては、
言葉を選んでいるのに、
 
「自分」に対しては、
言葉を選ぶことなく、
感情の赴くままに言い放ってはいないでしょうか。
 
 
 
 
 
「他人」から強い言葉を言われれば、
傷つくのに、
 
「自分」が言うのだからといって、
傷つかないわけはないのです。
 
 
 
 
 
「他人」に投げかける言葉
「自分」に投げかける言葉
 
 
「誰」に対して使うのかではありません。
どのような言葉を使うのかが大事なのです。
 
 
 
 
私達は、
知らず知らずのうちに、
 
「自分」自身を傷つけるような言葉を
言ってしまっているのです。
 
 
 
 
「自分」にかける言葉は、
それこそ「自分」にしか聞こえません。
 
 
「自分」に対するのだから、
どのような言葉を使うのも自由なのです。
 
 
 
ですが、
自由だからこそ、
取り扱いには、より一層気を付けなければならないのです。
 
 
 
「自分」に対しては、
「他人」以上に、
使う言葉を選ぶべきなのかもしれないのです。