「経験」=「個性」
たとえば、
何か一つの同じ「経験」をするのにも、
ある人は、
早い時期に、偶然にも、
その「経験」を得ることが出来た、にも拘わらず、
また別の人は、
何十年もの時間をかけた上、
ようやくその「経験」をすることが出来た、
ということも、
起こり得ることではないかと思います。
とにかく、
私達にとって、
時間は有限なものですし、
その中でも、
「経験」というものは、
たとえどのようなことであっても、
早いに越したことがない、
というのが、
誰にとっても共通の見解だと思います。
そのような意味でいうと
(勿論、その「経験」を得るための努力、
というものも、必要ではあるのですが)、
早い時期に、
必要な「経験」をすることが出来た人が、幸運で、
その「経験」をする機会に、
なかなか恵まれなかった人が、そうではない、
という見方になってしまいがちです。
ですから、どうしても、
切羽詰まったように、生き急いだり、
他人を妬ましく思ったりも、
してしまうのです。
ですが、
私達の人生は、人それぞれで、
勿論、
これまで「経験」したことも全て、
自分だけのもののはず。
則ち、
「経験」も「個性」の一つである、
ということなのです。
他人の「経験」が何であろうと、
自分にとっては、全く関係のないことなのです。
比較する価値等は、微塵もありません。
もっと、
自分の「経験」に自信を持つべきです。
それが、
「個性」でもあり、貴方自身でもあるのですから。