哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「自分」を生きる

私達は、
何か傑出した能力をもっている人、
もしくは、その道のプロや、カリスマ的な存在に対し、
 
「尊敬」や「憧れ」を持つことがあります。
 
 
 
その「思い」を抱くことは、
何かをやるための一つの「きっかけ」として、
決して悪いことではないのですが、
 
 
 
もし、
その「誰か」を「絶対的存在」として捉え、
同じように考え、
同じように行動をしようとするとなると、
 
 
 
いわば、
その人に全てを「依存」することになり、
 
 
「自分」で考え、行動する、
という、
 
「自分」だけにしかできない、
「自分」の個性や生き方を、
自ら「放棄」することにもなるのです。
 
 
 
そして、
いつまで経っても、
 
「自分」のことを認めることが出来ず、
「自分」に自信を持つことが出来ない、
 
という状態に陥ってしまうのです。
 
 
 
 
 
私達は、どこまでいっても、
 
「自分」は「自分」
なのであって、
 
「自分」が「他人」
になることは、
 
絶対に不可能ですし、その必要もないのです。
 
 
 
 
確かに、
「他人」に「依存」し、
その生き方を「模倣」していくことの方が、
 
「楽」なのかもしれません。
 
 
 
 
ですが、
私達は、
「自分」である以外の何者でもないのです。
 
 
「自分」を生きる、
こと以外には、何も出来ないのです。
 
 
 
だから、もっと、
「自分」の思った通りに、考え、行動すればいいのです。
 
 
それが、
私達に与えられた最大の「特権」でもあるのですから。