哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「大切なこと」をする機会

時間は短いようで長く、長いようで短い。
 
 
時間の流れは、
「一定」で、「規則的」で、
 
「止める」ことも、
「遡る」ことも、
「貯めて」おくことも出来ず、
何かと「交換できる」ものでもないのです。
 
 
 
スティーブ・ジョブズは、
時間を以下の通り表現しています。
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この地上で過ごせる時間には限りがある。
本当に大事なことを、本当に一生懸命できる機会は、
二つか三つくらいしかない。
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私達は、
 
時間が有限で、
これほどまでに貴重なものは他にはない、
 
ということはよく理解しており、
 
 
また、ジョブズの言葉の通り、
人生を賭けて取り組める物事というのは、
僅かに二つか三つ、しかないというのも、
 
まさにその通りなのだと思います。
 
 
 
人は日々、
仕事、勉強、休息、等様々な活動をしています。
 
 
そして、それは何であろうと、
人の「大切な行為」
であることに変わりはなく、
 
その「行為」が、
貴重なものと思えなければ、
取り組むべき物事ではない、
 
のです。
 
 
例えば、
何かの仕事をすることで、
 
身体を壊したり、
家族関係に悪影響を及ぼしたりする場合、
それが「生活の糧」だとしても、
果たしてその仕事に続ける価値があるのかどうか。
 
 
もしくは、仕事の内容や職場の雰囲氣に、
「不安」や「恐怖」で心が満たされるのに、
その仕事が、自分にとってありがたい仕事なのかどうか。
 
 
 
 
自分にとって、
「大切なこと」でないのであれば、
それは「やるべきこと」ではないのです。
 
 
そして、そのような状況を変えようという
「意志」を持たずに、現状に甘んじるのは、
「最悪の選択肢」でもあるのです。
 
 
もはや、躊躇する余裕はないのです。
 
私達が取り組める大切なことは、
たったの「二つか三つ」しかないのですから。