哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

三識(知識、見識、胆識)

人間は3つの「識」、
「知識」、「見識」、「胆識」の三段階で学びを深めていくとされている。
 
 
それぞれの意味としては、
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「知識」:
その事柄について、誰かから話を聞いたり、本や新聞、テレビ、インターネット等で情報を得て知っているという段階
 
「見識」:
自分自身の体験や知恵から、物事の本質を見抜ける判断力がある段階
 
「胆識」:
「見識」にさらに決断力と実行力、胆力(事にあたって、恐れず、迷わず、動じない精神力)が備わった段階 
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更に言うと、
「見識」が「頭ではわかっているのに、できていない」状態とすると、
「胆識」は「わかっていて、実際にその考えのもと行動できている」状態
ともいえる。
 
 
纏めると、
「知識」や「見識」があっても、行動に移せなければ何も変化を起こすことは出来ない。
「胆識」を備えることではじめて、「知識」が役に立つのである。
 
 
知り得た知識は、行動に移してこそはじめて意味を持つのである。
 
改めて肝に銘じておかなければならない。。
 
 
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知識をつけることは、行動の始まり。
行動することは、知識を完成させること。
行わなければ、知っているとは言えない。
知っていても、行わなければ、知らないのと同じである。
王陽明知行合一】)
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