哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

期待と応援

 
他人に期待をし、その結果に対し、
一喜一憂してしまうことは誰にでもあることです。
 
 
 
それは、
あたかも、他人が自分であり、
 
他人の行うことを、
自分事として受け止めてしまうから、
 
そうなってしまうのですが、
 
 
 
勿論、他人は自分ではないので、
 
 
自分の思惑と異なれば、行動も違い、
それに伴って、違う結果となるのは、
 
 
いわば、当然のことのはずなのです。
 
 
 
 
 
それにも関わらず、
 
 
自分の思惑と異なるからといって、
 
 
他人を批判したり、否定したり、
怒りを覚えたり、腹を立てたり、と、
 
 
自分で、
自分の感情を害してしまっているのです。
 
 
 
 
場合によっては、
 
 
そのマイナスの感情を、
他人に向けてしまうこともありますし、
 
 
自分にとっても、他人にとっても、勿論、
よい影響があるわけがありません。
 
 
 
 
 
どこまでいっても、
他人は他人であって、自分は自分なのですから、
 
 
自分が出来ることというのは、自分だけのことなのです。
 
 
 
 
 
他人に対して、
応援することは勿論、必要ですし、
期待もしてしまうでしょうが、
 
 
他人は自分とは違う、
 
ということだけは、
はっきりと区別させなければなりません。
 
 
 
 
期待すべきなのは、
他人ではなく、自分である、
 
 
ということを、
もっと自覚しておくことが必要なのです。