哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

他人を「変えたい」と思う時

自分と他人との関係において、
 
たとえ、
他人が理不尽だったり、
間違っていたりしたとしても、
 
 
他人を「変える」ことは出来ません。
 
 
自分が「変える」ことが出来るのは、
自分だけです。
 
 
 
 
自分が見ている「風景」は、
自分だけの「世界」であって、
自分だけが、その「世界」に生きるのです。
 
 
 
当然ながら、
他人からは見えるものではありませんし、
その逆もまた然りです。

  
 
他人には、
他人の「考え」や「思惑」があるわけでして、
 
勿論、自分とは異なるのです。
 
 
 
 
 
他人を「変えたい」と思う気持ちの元は、
全て、自分の「中」にあるもので、
 
 
自分の「中」にある葛藤や執着が、
他人に「投影」されているだけなのです。
 
 
つまり、
他人を通して、自分を見ているに過ぎないのです。
 
 
 
それは、結局、
 
他人を「変えたい」のではなくて、
自分を「変えたい」ということなのです。
 
 
 
 
貴方が、
他人を「変えたい」と思ったことは、
 
それは則ち、
自分自身を「変えたい」という気持ちの表れなのです。
 
 
 
ですので、
自分が「変わって」しまえば、
他人のことは最早、
どうでもよくなっていることでしょう。
 
 
全ての問題は、自分の「中」にある、
ということなのです。