哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

決断のタイミング

要領のいい人と悪い人との違いの一つに、
決断のタイミングの差というものがある。
 
要領がいいというのは、大概の場合、
先手先手で動くことで、
自分にとって都合のよくなるように物事を進める。
 
一方で、
要領が悪いというのは、
後手に回るばかりで、
誰かの都合に合わせ、損な役回りを引き受けることが多い。
 
 
つまり、
動き出すタイミングが、
早いか遅いか、によるのである。
 
 
そして、
その動き出すタイミングというのは、
決断のタイミングによって決まってくる、
ということでもある。
 
 
動き出しが遅い、ということは、
それだけリスクやトラブルを慎重に考えている、
ということで、
決して悪いことではないのだが、
 
実際は、
動き出さないと分からないことの方が多いもので、
どれだけ慎重に考えたところで、
リスクやトラブルを回避することは出来ない。
 
そうなると、
早ければ早いに越したことはなく、
早く動き出した方が、
物事を進めるには都合がよいのである。
 
 
よって、これを認識していれば、
過剰に慎重になることもなく、
早い行動に移れるはずである。
 
 
 
決断を早くするということは、
自分の直感や勘を信じる、ということになり、
更にいうと、自分を信じる、ということでもある。
  
 
もっと自分の感覚を正直に受け止め、
それを素直に行動に移してみる、
 
それだけのことなのである。