「力」と「智慧」
物事を現実化するには、
2つの要素、「力」と「智慧」が必要です。
まずは、「力」。
これは、
「気力」、「やる気」、「精神力」の類で、
自分の内側にある強い「意志」が基盤となるもので、
そして、もう一つの「智慧」。
これは、自分以外の人、社会を動かすために必要な、「戦略」で、
人の心理や、社会の在り方に関わる
「哲学」ともいえます。
このどちらが欠けていても、
現実化は難しく、
逆に、この2つの要素を備えたら、
自ずと現実は動き出すともいえるのです。
そして、そのためには、
何よりも「自分」を知らなければなりません。
「自分」を知らなければ、
「力」を持つことも、
人や社会を正しく理解することも出来ないので、
「智慧」を得ることも出来ないのです。
私達はどこまで自分自身のことを
認識しているのでしょうか。
「自分のことは自分が一番分からない」、
ともいえるように、
自分自身のことでありながら、
最も客観的に観ることの難しいのが、
「自分」なのです。
そして、
本来なら多面的な要素(性格、才能)を持っているのに、
自分の都合や、勝手な思い込みによる、
偏った「自分像」を作り上げてはいないでしょうか。
「自分を知る」こととは、
良くも悪くも、
「全ての自分を受け入れる」
ことでもあり、これによって、
「力」と「智慧」を得ることが出来るのです。