哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

『観自在』【再掲】

 
『観自在』:
すべての事物を自由自在に観る
ことができること。
 
 
 
全ての物事には、多面的な要素があり、
どのような見方をするかで、
無数の解釈が出来てしまうものです。
 
 
 
ですが、私達は、
 
その無数に解釈可能な中の、
たった一つを採用し、
それを真実だと、決めつけてしまうのです。
 
 
 
更に、
一度、自分が決めつけてしまった印象は、
なかなか変わることはなく、
 
 
自分が決めつけてしまっている、
という自覚もほとんどないのです。
 
 
 
 
私達は、どれだけ物事を
決めつけているのでしょうか。
 
 
 
 
私達には、
物事をあらゆる視点から見たり、
判断する自由があります。
 
 
 
実際に、
自由に物事を見るためには、
一切の偏見や拘りがあっては、勿論ダメで、
 
 
自分が持っている意見や考えですら、
自分が決めつけていることが、
そもそもの前提にあるので、
 
 
何よりも、
自分が決めつけている、
 
ということに気づく必要があるのです。
 
 
 
 
 
 
日常に起こる問題や悩みの多くは、
 
自分が決めつけしまっていることを、
解放することが出来ないからかもしれません。
 
 
 
決めつけてかかればかかるほどに、
それが自分自身を縛りつけ、
 
同じものしか見えなくなったり、
同じことしか考えられなくなったり、
 
苦しみを自ら招いてしまっているのです。
 
 
 
 
 
誰もが、無意識の内に、
決めつけている、のです。
 
 
 
 
あまり簡単なことではないかもしれませんが、
 
全ては、
自分が決めつけていることを
自覚しなければなりません。
 
 
 
そして、
決めつけていたものを解放することで、
いろいろなことが見えてくるのでしょう。
 
 
自由に観るということは、
自由に生きることに繋がってくるのです。