いい気分でいるために
「いい気分」でいることは、
とても大事なことなのですが、
それを意識したところで、
なかなかうまく出来るものでもないのが、
現状なのではないでしょうか。
「いい気分」でいられない理由の一つには、
今までに溜め込んできた、
誰かに対する恨みや怒りが解消されていないから、
ということがあります。
この気持ちを解消するためには、
その誰かに、何かしらの形でやり返すしかなく、
それをしない限り、
「いい気分」になることは出来ない、と、
表面的には意識していなくても、
無意識の内にそのように思い込んでしまっているのです。
しかしながら、
それによって問題が解決するかと言えば、
全く何の解決にもなることはなく、
自分の気分が一瞬、
晴れた気分にはなるかもしれませんが、
また形を変えて、
同じような問題にぶつかるだけなのです。
また、
そもそも、
そのようなことをしたところで、
相手にとっても、自分にとっても、
何にもならないことは、言うまでもありません。
私達は、これまでもずっと、
何度も同じことを繰り返しているのです。
そして、
今までと同じことをしていても、
解決出来ないことを、
そろそろ認めなくてはならないのです。
相手に干渉し、
相手をコントロールしようとすることは出来ない、
ということを認識しなければならないのです。
相手に向けるエネルギーがあるならば、
それを全て、自分に向けるのです。
どうしたら、
自分はいい気分でいられるのか、
どうしたら、
自分は幸せになれるのか、と。
もっと言えば、
相手に干渉するほど、
私達は暇ではないはずです。
自分以外のことを、
思考する余地はないはずです。
私達が何よりも優先すべきことは、
自分を幸せにすること以外にないのですから。