意識の向ける先【再掲】
私達の誰もが、多かれ少なかれ、
無意識のうちに、空気を読んだり、
人の気持ちを汲み取ろうとしています。
これは、
他人に意識を向けることで、やればやるほど、
この感覚は磨かれていくもので、
ある意味、
一つの技術、能力であり、
円滑な人間関係を築くにおいては、
必要な能力でもあるといえるでしょう。
ですが、
この感覚が行き過ぎてしまえば、
当然、
自分の意識は、
他人や周囲に持っていかれたままとなり、
他人や周囲が求めているものは、
よく分かるけども、
自分自身が何を求めたいのか、
それがよく分からなってしまうことになるのです。
他人に意識を向ける、ということは、
自分に意識を向けていない、ことであり、
一番肝心の、自分自身のことが、
見えなくなってしまうことにもなるのです。
改めて、私達は、
一番、誰に対して意識を向けるべきなのでしょうか。
それは、自分自身であるはずなのですが、
その自分自身に対して、
今もしっかり意識を向けているでしょうか。