「勘違い」に生きる【再掲】
この世の中は、
「分からない」ことばかりで、
その最たるものが、
生き死についての問題だと思います。
自分がいつ生まれたのか、
自分では分からないままに、
いつの間にか自分がこの世界に生まれていて、
気がついたときには、
自分という存在がこの世界に存在しているのです。
そして、
自分の意志とは無関係に、
やがては死を迎えることになり、
自分が死ぬということが、どういうことなのかも
分からないままに、死を迎えるのです。
生死に関わる考え方は、
いつの時代も、様々なところで論じられていますが、
結局のところ、
今を生きている状態の私達にとっては、
知り得ることの出来ない問題なのかもしれません。
もしかしたら、
自分が死を迎えた時に、
全て解決出来るのかもしれません。
いずれにせよ、今、出来ることは、
自分なりに「納得」のいく答えを、
自分で見出すしかないということです。
その答えが「正しい」のかどうかは、
全く必要ありません。
「間違って」いようとも、
「勘違い」していようとも、何も問題はないのです。
この世の中は、
上述の生死に関わるような問題の他にも、
本当に、
「分からない」ことだらけなのです。
今、私達の中で、
「常識」とされていることも、
全て「誤っている」のかもしれないのです。
私達は、
「勘違い」し続けることによって、
生きているのです。
だから、もっと堂々と、
「勘違い」していればいいのです。