哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

苦労と成長

 
人生の目的というのは、
人それぞれに解釈の仕方が違うとは思いますが、
 
 
その一つとして、魂の成長のため、であるならば、
 
 
苦しむために生まれてきた、
という考えもあるのではないかと思います。
 
 
 
 
誰もが、
様々な経験を経て、今の自分に至っているのですが、
 
 
大きな転機というのは、大抵の場合、
苦しいことがきっかけにあって、
 
 
それを克服することで、今の自分へと成長してきたのです。
 
 
 
 
いわば、
成長するためには苦しみが必要、ということであり、
 
 
それが、生きる目的でもある、と言えるのかもしれません。
 
 
 
 
とはいっても、
苦しいことは誰もが嫌ですし、避けたいのは当然のことでしょう。
 
 
 
 
苦しいことを、
避けるべきもの、と解釈するから辛くなるのであって、
 
 
成長できる唯一の機会、と捉えれば、
もっと前向きに受け止められるのではないでしょうか。
 
 
 
 
一番、避けたいのは、
 
 
苦しいからといって、
 
 
何もしないでいること、
もしくは、
今まで通りのままでいようとすること。
 
 
 
勿論、状況によっては、
何もしないでいることも、一つの方便ではあるのですが、、
 
 
 
しかしながら、
ただ苦しいのが嫌だからでは、
 
 
それは、
目前に迫っている成長の機会を、自ら放棄してしまっているのと
同じことになってしまうのです。
 
 
 
 
それでも、どうしても苦しければ、
途中でやめてもいいし、逃げてもいいのです。
 
 
 
やめてもいい、逃げてもいい、
という選択を自分の中で否定してしまうから、
 
 
苦しいことに対し、前向きに受け入れられないのです。
 
 
 
 
私達は、誰もが、いつでも成長したいと思っていますし、
その度に、苦しいことは付き纏ってくるのです。
 
 
 
誰一人、
今の自分のままでいいとは思っていないのですから、
 
苦しいことを受け入れる勇気が必要なのです。