哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

答えの在り処

 

私達は、どうしても、
答えは一つである、ということに拘りがちです。
 
 
 
答えが一つしかなければ、
 
他の答えがなんであろうと、
疑うことなく、それを信じていればいいのですから、
 
 
自分で、
そのことについて考える必要もないですし、
 
何しろ、
安心感を得ることが出来るのです。
 
 
 
 
そして、
ひとたび、これが答えである、と、
 
自分の中で確信を持つと、
その答えを後生大事にしようとするのです。
 
 
 
それどころか、
それに相反する生き方や答えを持つことを、
 
心のどこかで、
非難したり、見下したりしてしまうのです。
 
 
 
自分にとって、
その答えは、絶対に正しいものでないといけないからです。
 
 
 
 
 
 
しかしながら、
 
答えが一つではない、ということも、
誰もが知っているはずです。
 
 
 
 
常に、答えはいくつもあり、
 
そのどれが正しくて、どれが誤っている、
というものはないのです。
 
 
 
何を選択してもいいですし、
いつでも、選択したものを変えてもいいのです。
 
 
 
 
物事に、
不変なものはないのですから、
 
 
いつでも柔軟に、
その時に自分が最善だと思うことをやるだけなのです。