何が「正解」
進学や就職、転職等、
とても重要な選択肢に迫られ、
悩みに悩み、迷いに迷って、一つの決定を下す、
という思いは、誰もが、
何かしらで経験してきたことではないかと思います。
そして、
自分にとって、
精一杯の決断を下したにも拘わらず、
それでも尚、
自分の選択に誤りがあったのではないか、とか、
他の選択肢にすればよかったのでは、とか、
自分の判断に、
疑問を持ったり、後悔し続けてしまうこともあります。
どのような選択肢においても、
メリット、デメリットが存在し、
当然ながら、
そこを比較検討した後、
今の選択肢に決定したと思うのですが、
実際のところ、
本当のメリット、デメリットというのは、
決定してからでないと、見えてこないものでもあるのです。
選択する段階で認識出来るものというのは、
ほんの一部にしか過ぎない、ということであり、
私達は、常に、
本当のことを認識出来ていない中で、
選択せざるを得ないのです。
そして、
そのような状態で選択するにおいても、
それらのメリット、デメリットを含めた「価値」を、
如何様に判断するのかは、
人それぞれであって、
そこに、
「絶対」の「正解」はないのです。
そもそも、
どれを選択するのか、ということについて、
私達は、
「唯一絶対」の「正解」を求めがちになるのですが、
本来、
どれが「正解」、ということはなく、
自分が選択したものが、「正解」になるだけであって、
「正解」は自分の心の中にしかないのです。
自分の決めたことが、全て「正解」なのです。