哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「当たり前」のこと

今では「当たり前」の、
生活様式、社会ルール、お金、
住居、仕事、その他・・・
 
 
「自然以外」の全ての物事は、
「人の意志」によって、全て作り出され、
人の手によって、全て管理、運営されているものです。
 
 
これらの「仕組み、ルール」は、
長い時間をかけて、先人達によって、
作り上げられたものです。
 
 
そして、私達は現在も、
これらの「仕組み」を利用しながら、
また、もっと良いものへと更新しながら、
生きているわけでして、
 
 
何か新しいことを考えるにしても、
これらの既存のものをベースに、
物事を考えることが、大前提にあるのです。
 
 
昨今、急速に発展しつつある最新技術であっても、
全ては、この前提の範囲を逸脱するものは、
何一つないのです。
 
 
 
この前提は、
「当たり前」といえば「当たり前」で、
 
この前提抜きに、物事を考えるのは、
とても非現実的なものでもあるのです。
 
 
つまり、
全ての物事は、
過去に作り上げられたものをベースにした上で 
 
様々なアイデアが生まれ、
生活をより便利にしてくれているのです。
 
 
 
ですが、
これらの物事は、
あくまで先人達が作り上げてきたもの、
 
もともとは「存在しない」ものなのです。
 
 
それにも拘わらず、
この前提というのが、
あたかも「不変」で、
「当たり前」のごとく存在し、
 
 
それが、私達の「思考」や「意志」を
制限させてしまっている、
ということも否めない、のです。
 
 
 
世の中のあるゆるものは、
「人の意志」によって作られてきました。
 
 
「人の意志」はそれだけ大きく、
無数の可能性を秘めているのです。
 
 
だからこそ、
今ある「当たり前」に、
囚われてしまってはいけないのです。