哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「自分」を認識する

自分の「特徴」や「個性」というのは、
確かにあるのですが、
 
 
自分でも分かっているようで、
分かっていないことも多く、
 
 
「自分から」みた自分と、
「他人から」みた自分とでは、
異なる別の側面があり、
 
 
自分の中には、
様々な面があるものだと、
思い知らされることも多々あるのです。
 
 
 
そして、
「自分を正しく認識する」
という観点からすると、
 
 
自分からみた自分と、
他人からみた自分との
ギャップが少なければ少ないほど、
「認識は正しい」といえ、
 
 
そこの認識に、
「ズレ」があったり、
「乖離」があったりすると、
 
 
自分の能力を見誤り、
自らの可能性を見過ごしてしまうことにもなるのです。
 
 
また、
「ズレ」や「乖離」があることを
認識していたとしても、
 
 
そこから、
「自分を省みる」ことをしない、
 
 
つまり、
頑なに、「自分から」みた自分しか
「認めようとしない」
のも同じことなのです。
 
 
 
 
人の悩みの中の一つに、
「自分のことが、よく分からない」
 
ということを聞く機会が、
多くあることを感じます。
 
 
 
それは、結局のところ、
 
 
「自分から」みた自分、しか、
 
「見ようとしない」、
「認めようとしていない」、
 
からでもあるのです。
 

 
そもそも、 
他人は、
自分にとって「鏡」の存在でもあり、
 
 
他人を観察することは、
他人だけでなく、
自分自身をも観察することでもあるのです。
 
 
 
観察したら、しっかり認識するのです。
 
 
そこに見えている人が、
どのような人なのか、
 
それは紛れもない自分の姿なのです。