「意志力」を強く
「人間関係」の問題は、
人が複数集まるところであれば、
大なり小なり必ず起こるものであり、
「避けては通れない」問題でもあります。
それは、
人が集まることによって、
その集団の中での「優劣」を決めるという
「本能」から、
「マウンティング」という行動によって、
問題へと発展していくのです。
そして、
その「優劣」を決める一番の要素というのが、
「意志」の強さなのです。
現代だと、
特に、会社のような組織においては、
以前においては、「年功序列」であり、
最近においては、「能力主義」
が「優劣」を決める判断のベースとされています。
{それによって職責、職権が決められます)
ところが、
いざ、重要な「意思決定」の場面においては、
上記の「優劣」の基準とは別に、
「意志の強さ」が、最もモノをいうのです。
「年齢」や、
仕事における「処理能力」とは、
全く関係なく、
人の上に立ち、組織として纏めるには、
それなりの「意志」の強さと、
「覚悟」を持たなければならないのです。
人はどうしても、
「意志の強い」人になびき、従ってしまうもので、
残念なことに、それがたとえ、
「非合理」で「正しくない」、
と思われることでさえであってもなのです。
これは、故事ことわざの
「無理が通れば、道理が引っ込む」
にも表現される通りなのです。
人と人とは、「無意識的」に絶えず、
「意志力」の押し合いをしており、
「意志力の弱い」人は、常に、
「意志力の強い」人に従わざるを得ない、
そうであるのならば、
自ら好んで「弱い」側にいる理由は、
何一つないのです。
もし何かについて、
「非合理」で「正しくない」、
と思うことがあるのならば、
それに「反発」する「意志」を示すのです。
その「意志」を示すためには、
「自信」と「勇氣」と「行動」
が必要であり、
それは、則ち、
自分を強く信じること=「自信」、
信じたことを実行するための決断=「勇氣」、
決断したことを実行=「行動」
これらの要素が必要不可欠なのです。