哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

何かを変える【再掲】

 
多くの人が、
何かしらの人生の結果を変えたい、
と思っています。
 
 
 
しかしながら、
どれだけ望んだところで、
 
 
思考も行動も何も変えることなく、
今までと同じままでは、何も変わることはない、
 
 
人生を変えるためには、
今までとは異なる、何かを変える必要があるのです。
 
 
 
 
結果を変えるためには、
その元となる原因を変える必要があり、
 
 
原因を変えることなくして、
結果が変わることはないのです。
 
 
 
 
 
 
もしかしたら、
 
何かを変えたところで、自分の望む結果が得られない、と、
どこか疑念を持ってしまい、
 
 
何もしない、
という選択をしてしまうこともあるでしょう。
 
 
 
確かに、
 
自分の望んだような結果が、必ず、
得られるとは限りません。
 
 
 
 
ですが、それでも、
 
原因となる何かを変えれば、
結果として、必ず何かが変わるのですから、
 
 
何もしないまま、
現状維持にとどまるよりも、
 
 
変わることを、
選択してみてもよいのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
変わることは、たとえどのような形であっても、
前進であり、成長なのであり、
 
 
一方で、現状維持にとどまれば、
 
それは前進ではなく、
停滞もしくは後退でしかないのです。
 
 
 
 
 
私達の誰もが、
自分でも知らない多くの可能性を持っています。
 
 
 
変わる選択をすることでしか、
その可能性に気が付くことは出来ないのです。
 
 

今までのやり方【再掲】

 
いいことがずっと続くことがないように、
悪いこともずっと続くことはありません。
 
 
 
物事は常に変化し続けるからなのですが、
 
 
それは、
 
どんな時でも必ず、
上手くいく方法は存在しない、
 
ということでもあるのです。
 
 
 
 
今まで、
このようなやり方で上手くやっていた、
というものがあっても、
 
 
そのやり方が、今も通用するかというと、
必ずしもそうとは限りません。
 
 
 
もしかしたら、
次も、同じやり方で上手くいくかもしれませんが、
もうその方法は通用しなくなるのかもしれないのです。
 
 
 
 
今までのやり方が、必ずしも正しいわけではなく、
 
 
たまたま、
そのやり方でやっていたに過ぎない、
ということなのです。
 
 
 
 
 
私達は、
前例に倣うことや、前回のやり方を踏襲することを、
一つの根拠として求めがちで、
 
 
時には、
それも必要なことではあるのですが、
 
 
そのやり方が、
ベストなやり方でも、正しいやり方でもないわけでして、
 
 
そのことを、いつでも、
頭の片隅に置いておくべきなのです。
 
 

焦りと自信【再掲】

 
いつも、
心のどこかで焦っている人がいると思います。
 
 
 
一つのケースとしては、
 
自分に降りかかった問題に、どのように対処すべきか、
全く分からなくなってしまう、
 
ということが言えると思います。
 
 
 
 
焦ったところで、何も状況は変わることはなく、
 
ただただ、自分で自分を追い詰め、
より苦しい思いにさせてしまうだけ、
 
というのは、
誰もが一度は経験のあることではないでしょうか。
 
 
 
 
 
焦ったところで、
問題が解決するわけでもなく、
どうにかなるわけではないのですから、
 
 
焦る必要は微塵もないのです。
 
 
 
それよりも、
まずは、現実をきちんと直視して、
状況を正確に知るということが必要なのです。
 
 
 
 
 
焦ってしまうと、
現実をきちんと見ているようで、
実際は、何も見ることが出来ず、
 
 
自分の頭の中で、
作り上げてしまってしまった想像や思い込みによって、
 
自分自身が踊らされていることが殆どなのです。
 
 
 
逆に言うと、
現実をきちんと見ようとしないから、
焦ってしまうのであり、
 
 
きちんと見ようとしないのは、
心の中で、
問題を避けようとしているからとも言えるのです。
 
 
 
そして、
問題を避けようとするのは、
その問題を解決することへの自信のなさ、であり、
 
自分に対する信頼、に関わっているのです。
 
 
 
 
 
 
もっと自分を信じてもいいのではないでしょうか。
 
 
解決できないものは、何もないのですから、
 
 
焦ることで、これ以上、
自分の心を苦しめることはないのです。
 
 

必要な主体性【再掲】

 
たとえ、
どのような凄い経験や技術を持っていたとしても、
 
 
それを活かそうという意志がなければ、
宝の持ち腐れになるだけです。
 
 
 
また、たとえ、
自分にそのような意志があったとしても、
 
 
意志があるだけで、黙ってしまっているばかりでは、
 
その能力を活かす機会はなく、
そんな自分を理解してくれることは、ほとんどないでしょう。
 
 
 
 
自分の力を活かすためには、
 
自分が主体的に、
周囲に働きかけることが必要なのです。
 
 
 
 
自分の力を発揮できる状況を、
自らが作り出すことによって、はじめて、
 
その力を発揮することが出来るのです。
 
 
 
 
 
今も、
自分の知識や経験、技術が活かされることなく、
悶々とした思いや不満を持っている人も多いかと思います。
 
 
 
 
自分が、
周囲の人の全てを知ることは出来ないように、
 
 
周囲の人も、
自分のことを断片的にしか理解していないのです。
 
 
 
 
つまり、
周囲の人に理解してもらうように、
自分から働きかけるしかないのです。
 
 
 
 
いつか、
周囲の人が自分のことを理解してくれるだろう、
と期待したところで、
 
 
自分から何かを行わない限り、
状況はいつまでも変わらないのです。
 
 
 
 
自分の持つ、
様々なリソースを最大限に発揮するためには、
 
 
自分が主体的に動くことで、はじめて、
活きてくるのです。
 
 
 
 
 
知識や技術も勿論、大事なことですが、
 
 
それを生かすも殺すも、
自分が主体的な意志を持っているかどうかに掛かっているのです。
 
 

安全な世界【再掲】

 
誰もが、生きている限り、
何かしらの痛い目にあったり、ケガをしたりします。
 
 
そのような経験のない人は、
どこにもいないでしょう。
 
 
 
 
 
私達の生きるこの世界というのは、
私達が思う以上に、危険に溢れていて、
 
 
一歩間違えば、自分の生命にも関わる、
 
そのような世界なのです。
 
 
 
 
 
当然ながら、誰もが、
自ら進んでケガをしたいとは思いませんし、
 
 
だからこそ、
 
慎重に行動をしたり、
様々に想像を働かせて、
ケガをしないように工夫をしてきたのです。
 
 
 
 
しかしながら、
 
それでも、
ケガをしないで生きていくことは難しいのです。
 
 
 
それだけ、
危険なことばかりなのであって、
 
 
逆に言うと、
安全なことは何一つない、ということでもあるのです。
 
 
 
 
 
私達は、常に、
危険と隣り合わせて生きているのです。
 
 
 
安全なこと、安全なもの、安全な場所というのは、
どこにも存在しない、
 
 
生きるというのは、
まさにそういうことなのであって、
 
 
私達は、
いつどのような状況であっても、
心して生きなければならない、ということなのです。
 
 

心の準備【再掲】

 
誰にとっても、
 
順調に物事が上手くいく時と、
そうでない時というものがあります。
 
 
 
いいことがずっと続くこともなければ、
苦しいことばかりが続くこともなく、
 
 
常に、
行ったり来たりを繰り返しているのでして、
 
 
ずっと同じ状態でいることが出来るほど、
人生は固定されていないのです。
 
 
 
 
良くも悪くも、
今のような生き方が続くことはなく、
 
 
いつかどこかのタイミングで、
必ず変わらざるを得ないのです。
 
 
 
 
たまたま、今、
このような生き方をしているだけであって、
 
 
今が全て、ではないということなのです。
 
 
 
 
 
全ての物事が、常に現在進行形で動いていて、
全ての物事が、いかようにも変わっていくのです。
 
 
私達の人生も、漏れなくこれに含まれています。
 
 
 
 
 
何が起きるの分からないのが、人生です。
 
 
 
何が起きるのかは、勿論、
人それぞれでしょうが、
 
 
いつでも変わるための、
心の準備だけは、しておく必要があるのです。
 
 

最優先すべき自分【再掲】

 
他人に優しくなれないのは、
自分に余裕がないからなのかもしれません。
 
 
 
自分がどんな状況であっても、
他人に対しては気分よく接したい、という思いも
あるにはあるのでしょうが、
 
 
実際に、
自分が辛かったり、我慢している時に、
人に優しくしようと思っても、
 
 
それは義務感から発したものに過ぎず、余計に、
自分を苦しくさせるだけになってはいないでしょうか。
 
 
 
 
人間関係において、
他人に対しての気遣いは必要ですが、
 
 
その前提には、
自分が安定し、余裕がないことにはどうしようもなく、
 
 
結局のところ、
まず優先すべきは自分なのです。
 
 
 
 
自分のことは棚に上げて、
他人に何かをしようと思っても、
 
 
何も出来ないでしょうし、
何もしない方が、結果的に良かったりするのです。
 
 
 
 
ですから、
 
自分を最優先に考えることに、
何も躊躇する必要はないのです。
 
 
 
それは、
自分のためであり、他人のためでもあるのですから。
 
 
 
自分に優しくしていないのに、
他人に優しくすることは出来ません。
 
 
 
人間関係を築くためには、まずは自分なのです。
 
 
 
 
自分自身を、
必要以上に追い詰めてはいませんか。
 
 
自分に優しく出来るのは、自分だけなのです。