哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

今までのやり方【再掲】

 
いいことがずっと続くことがないように、
悪いこともずっと続くことはありません。
 
 
 
物事は常に変化し続けるからなのですが、
 
 
それは、
 
どんな時でも必ず、
上手くいく方法は存在しない、
 
ということでもあるのです。
 
 
 
 
今まで、
このようなやり方で上手くやっていた、
というものがあっても、
 
 
そのやり方が、今も通用するかというと、
必ずしもそうとは限りません。
 
 
 
もしかしたら、
次も、同じやり方で上手くいくかもしれませんが、
もうその方法は通用しなくなるのかもしれないのです。
 
 
 
 
今までのやり方が、必ずしも正しいわけではなく、
 
 
たまたま、
そのやり方でやっていたに過ぎない、
ということなのです。
 
 
 
 
 
私達は、
前例に倣うことや、前回のやり方を踏襲することを、
一つの根拠として求めがちで、
 
 
時には、
それも必要なことではあるのですが、
 
 
そのやり方が、
ベストなやり方でも、正しいやり方でもないわけでして、
 
 
そのことを、いつでも、
頭の片隅に置いておくべきなのです。
 
 

焦りと自信【再掲】

 
いつも、
心のどこかで焦っている人がいると思います。
 
 
 
一つのケースとしては、
 
自分に降りかかった問題に、どのように対処すべきか、
全く分からなくなってしまう、
 
ということが言えると思います。
 
 
 
 
焦ったところで、何も状況は変わることはなく、
 
ただただ、自分で自分を追い詰め、
より苦しい思いにさせてしまうだけ、
 
というのは、
誰もが一度は経験のあることではないでしょうか。
 
 
 
 
 
焦ったところで、
問題が解決するわけでもなく、
どうにかなるわけではないのですから、
 
 
焦る必要は微塵もないのです。
 
 
 
それよりも、
まずは、現実をきちんと直視して、
状況を正確に知るということが必要なのです。
 
 
 
 
 
焦ってしまうと、
現実をきちんと見ているようで、
実際は、何も見ることが出来ず、
 
 
自分の頭の中で、
作り上げてしまってしまった想像や思い込みによって、
 
自分自身が踊らされていることが殆どなのです。
 
 
 
逆に言うと、
現実をきちんと見ようとしないから、
焦ってしまうのであり、
 
 
きちんと見ようとしないのは、
心の中で、
問題を避けようとしているからとも言えるのです。
 
 
 
そして、
問題を避けようとするのは、
その問題を解決することへの自信のなさ、であり、
 
自分に対する信頼、に関わっているのです。
 
 
 
 
 
 
もっと自分を信じてもいいのではないでしょうか。
 
 
解決できないものは、何もないのですから、
 
 
焦ることで、これ以上、
自分の心を苦しめることはないのです。
 
 

必要な主体性【再掲】

 
たとえ、
どのような凄い経験や技術を持っていたとしても、
 
 
それを活かそうという意志がなければ、
宝の持ち腐れになるだけです。
 
 
 
また、たとえ、
自分にそのような意志があったとしても、
 
 
意志があるだけで、黙ってしまっているばかりでは、
 
その能力を活かす機会はなく、
そんな自分を理解してくれることは、ほとんどないでしょう。
 
 
 
 
自分の力を活かすためには、
 
自分が主体的に、
周囲に働きかけることが必要なのです。
 
 
 
 
自分の力を発揮できる状況を、
自らが作り出すことによって、はじめて、
 
その力を発揮することが出来るのです。
 
 
 
 
 
今も、
自分の知識や経験、技術が活かされることなく、
悶々とした思いや不満を持っている人も多いかと思います。
 
 
 
 
自分が、
周囲の人の全てを知ることは出来ないように、
 
 
周囲の人も、
自分のことを断片的にしか理解していないのです。
 
 
 
 
つまり、
周囲の人に理解してもらうように、
自分から働きかけるしかないのです。
 
 
 
 
いつか、
周囲の人が自分のことを理解してくれるだろう、
と期待したところで、
 
 
自分から何かを行わない限り、
状況はいつまでも変わらないのです。
 
 
 
 
自分の持つ、
様々なリソースを最大限に発揮するためには、
 
 
自分が主体的に動くことで、はじめて、
活きてくるのです。
 
 
 
 
 
知識や技術も勿論、大事なことですが、
 
 
それを生かすも殺すも、
自分が主体的な意志を持っているかどうかに掛かっているのです。
 
 

安全な世界【再掲】

 
誰もが、生きている限り、
何かしらの痛い目にあったり、ケガをしたりします。
 
 
そのような経験のない人は、
どこにもいないでしょう。
 
 
 
 
 
私達の生きるこの世界というのは、
私達が思う以上に、危険に溢れていて、
 
 
一歩間違えば、自分の生命にも関わる、
 
そのような世界なのです。
 
 
 
 
 
当然ながら、誰もが、
自ら進んでケガをしたいとは思いませんし、
 
 
だからこそ、
 
慎重に行動をしたり、
様々に想像を働かせて、
ケガをしないように工夫をしてきたのです。
 
 
 
 
しかしながら、
 
それでも、
ケガをしないで生きていくことは難しいのです。
 
 
 
それだけ、
危険なことばかりなのであって、
 
 
逆に言うと、
安全なことは何一つない、ということでもあるのです。
 
 
 
 
 
私達は、常に、
危険と隣り合わせて生きているのです。
 
 
 
安全なこと、安全なもの、安全な場所というのは、
どこにも存在しない、
 
 
生きるというのは、
まさにそういうことなのであって、
 
 
私達は、
いつどのような状況であっても、
心して生きなければならない、ということなのです。
 
 

心の準備【再掲】

 
誰にとっても、
 
順調に物事が上手くいく時と、
そうでない時というものがあります。
 
 
 
いいことがずっと続くこともなければ、
苦しいことばかりが続くこともなく、
 
 
常に、
行ったり来たりを繰り返しているのでして、
 
 
ずっと同じ状態でいることが出来るほど、
人生は固定されていないのです。
 
 
 
 
良くも悪くも、
今のような生き方が続くことはなく、
 
 
いつかどこかのタイミングで、
必ず変わらざるを得ないのです。
 
 
 
 
たまたま、今、
このような生き方をしているだけであって、
 
 
今が全て、ではないということなのです。
 
 
 
 
 
全ての物事が、常に現在進行形で動いていて、
全ての物事が、いかようにも変わっていくのです。
 
 
私達の人生も、漏れなくこれに含まれています。
 
 
 
 
 
何が起きるの分からないのが、人生です。
 
 
 
何が起きるのかは、勿論、
人それぞれでしょうが、
 
 
いつでも変わるための、
心の準備だけは、しておく必要があるのです。
 
 

最優先すべき自分【再掲】

 
他人に優しくなれないのは、
自分に余裕がないからなのかもしれません。
 
 
 
自分がどんな状況であっても、
他人に対しては気分よく接したい、という思いも
あるにはあるのでしょうが、
 
 
実際に、
自分が辛かったり、我慢している時に、
人に優しくしようと思っても、
 
 
それは義務感から発したものに過ぎず、余計に、
自分を苦しくさせるだけになってはいないでしょうか。
 
 
 
 
人間関係において、
他人に対しての気遣いは必要ですが、
 
 
その前提には、
自分が安定し、余裕がないことにはどうしようもなく、
 
 
結局のところ、
まず優先すべきは自分なのです。
 
 
 
 
自分のことは棚に上げて、
他人に何かをしようと思っても、
 
 
何も出来ないでしょうし、
何もしない方が、結果的に良かったりするのです。
 
 
 
 
ですから、
 
自分を最優先に考えることに、
何も躊躇する必要はないのです。
 
 
 
それは、
自分のためであり、他人のためでもあるのですから。
 
 
 
自分に優しくしていないのに、
他人に優しくすることは出来ません。
 
 
 
人間関係を築くためには、まずは自分なのです。
 
 
 
 
自分自身を、
必要以上に追い詰めてはいませんか。
 
 
自分に優しく出来るのは、自分だけなのです。
 
 

選択するのは【再掲】

 
人生は選択の連続です。
 
 
 
そして、当然ながら、
その選択をしているのは、常に自分です。
 
 
 
勿論、
周囲の人からアドバイスを受けることも、
多々あるわけですが、
 
 
そのアドバイスを受けて、
どのように判断するかを決めているのは、自分なのです。
 
 
 
他人のアドバイスを受けて、
その通りに行動したにも関わらず、
 
思ったような結果を得られないこともあるでしょう。
 
 
 
 
ですが、
アドバイス通りに行動することを選択したのは、
自分なのですから、
 
 
全ては、自分なのです。
 
 
 
最後に頼るべきは、自分しかいないのです。
自分が責任を持って、選択しなければならないのです。
 
 
 
 
選択した結果は、全て、
自分に返ってくるのですから、
 
 
その全てにおいて、
自分が、必ず選択するのです。
 
 
 
 
自分の大事な人生です。
 
 
自分の人生を考えることが出来るのは、
自分だけなのですから、
 
自分が決めるのです。