哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

先延ばし【再掲】

 
私達には、
 
やるべき事、やりたい事、
たくさんのやる事に囲まれています。
 
 
 
そして、
いつまでもやらずにいる、
先延ばしにしていることも少なくはありません。
 
 
 
これをやってから・・
今はまだタイミングではないから・・
手が空いてから・・
もっと落ち着いてから・・
 
 
と自分に言い聞かせながら、
先へ先へと、後回しにしてしまうのです。
 
 
 
 
先延ばしにする、というのは、
 
 
やる必要のないことについては、
そもそも先延ばしにはならず、
 
 
自分にとって、
やった方がいい、大事なことであるからこそ、
先延ばしの状態となってしまうのです。
 
 
 
そして、
自分にとって大事なことであるのに、
やらずにいるから、
 
 
罪悪感や心にしこりのようなものを残したり、
 
そのことで、
自分をダメな人間だと、
自らを貶めるようになってしまったりするのです。
 
 
 
 
 
勿論、出来ることなら、
先延ばしをしないに越したことはありません。
 
 
 
ですが、
 
それよりも、
気を付けなければならないのは、
 
 
先延ばしをする=ダメな人間
 
という図式を、
自分の中で描いてしまうことにあります。
 
 
 
 
常識的にみれば、
確かにそのような見方にもなるのですが、
 
 
別の見方をすれば、それは、
 
 
今はやらないで、先に延ばす、
という選択を、自主的にとったということで、
 
 
それは、
主体的な意思を持って、
そのような選択をしたということになるのです。
 
 
 
 
自分が、
その意思をもって選択したのですから、
その自分の意思に従ったまでのこと。
 
 
自らを貶めることはないのです。
 
 
 
 
自分の全ての行動は、全て、
自らの発意の元で起こっている、と思えば、
 
 
どのようなことであっても、
自分自身に対して、否定的になることはないのです。