哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「選択」と「結果」と【再掲】

人生は「選択」の連続ですが、
 
とりわけ、
「大事」になればなるほど、
 
 
「後には引き返せない」、
 
という心理が働いて、
時間をかけて、慎重に熟考する、
ものだと思われます。
 
 
 
ですが、
その「選択」をしたにも拘わらず、
思うような「結果」を得られなかった場合、
どうなるでしょう。
 
 
 
当然ながら、
心的ダメージは大きく、
その「代償」として、
 
 
おそらく、誰もが、
その「選択」をした「自分」を罵り、
 
自らを貶める言葉を、
自分に投げかけてしまう、
 
 
ということを、
無意識の内にやってしまっているのだと思います。
 
 
 
 
 
「選択」した時は、
それが「ベスト」だと思ったからこそ、
そのようにしたわけで、
 
 
「結果が伴わなかった」、と分かった瞬間に、
手のひらを返したかのように、
 
 
その「選択」をした自分自身を卑下する、
というのは、
いかがなものでしょうか。
 
 
 
 
 
残念なことに、
今の自分の「状況」というのは、全て、
自分がこれまでに行った「選択」の「結果」であり、
 
 
まさに、
「一事が万事」なのです。
 
 
 
ですが、
その一つ一つの「選択」には、
その瞬間瞬間における「思い」や「考え」が、
あったはずなのです。
 
 
 
 
過去を振り返った時、
起こった「結果」ばかりを見ていませんか。
 
 
その「結果」に至る「選択」や、
そこでの「感情」や「思い」こそ、
 
貴重なもので、
もっと大事にしていかなければならないものではないでしょうか。