先延ばし
私達には、
やるべき事、やりたい事、
たくさんのやる事に囲まれています。
そして、
いつまでもやらずにいる、
先延ばしにしていることも少なくはありません。
これをやってから・・
今はまだタイミングではないから・・
手が空いてから・・
もっと落ち着いてから・・
と自分に言い聞かせながら、
先へ先へと、後回しにしてしまうのです。
先延ばしにする、というのは、
やる必要のないことについては、
そもそも先延ばしにはならず、
自分にとって、
やった方がいい、大事なことであるからこそ、
先延ばしの状態となってしまうのです。
そして、
自分にとって大事なことであるのに、
やらずにいるから、
罪悪感や心にしこりのようなものを残したり、
そのことで、
自分をダメな人間だと、
自らを貶めるようになってしまったりするのです。
勿論、出来ることなら、
先延ばしをしないに越したことはありません。
ですが、
それよりも、
気を付けなければならないのは、
先延ばしをする=ダメな人間
という図式を、
自分の中で描いてしまうことにあります。
常識的にみれば、
確かにそのような見方にもなるのですが、
別の見方をすれば、それは、
今はやらないで、先に延ばす、
という選択を、自主的にとったということで、
それは、
主体的な意思を持って、
そのような選択をしたということになるのです。
自分が、
その意思をもって選択したのですから、
その自分の意思に従ったまでのこと。
自らを貶めることはないのです。
自分の全ての行動は、全て、
自らの発意の元で起こっている、と思えば、
どのようなことであっても、
自分自身に対して、否定的になることはないのです。