哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

こだわりを捨てる

何かをなそう、と取り組んでいる人にとって、
大きな問題の一つに「時間」があります。
 
やるべきことはたくさんあるのに、
物事がなかなか思うように進まなかったり、
様々な回り道をしたりと、
時間ばかりが無駄に過ぎていってしまう。
 
 
何か同じことをやるにしても、
人それぞれに、考え方ややり方は異なり、
 
その根底には、
その人の「信条」や「美学」等といった
「こだわり」が潜んでいます。
 
 
それは「個性」というべきものなのですが、
その「こだわり」があるが故に、
物事を無駄に停滞させていることも十分にあるのです。
 
 
「こだわり」というと、
自分の「個性」を大事にするという、
聞こえのいい表現ではありますが、
 
少し見方を変えると、
もしそれが「頑な」で「柔軟性を欠く」
のであれば、
 
「こだわり」というより、それは、
「頑固」でしかないのです。
 
 
そして、
その「頑固さ」に縛られているが故に、
自らの視野を狭め、選択肢をなくし、
身動きを取れなくしてしまうのです。
 
更に厄介なのは、その「頑固さ」が、
無意識的に働いてしまっていて、
自分でも気付きにくい、
というところにもあるのです。
 
 
 
今の貴方の中で、
何か「こだわり」はありますか?
それが、貴方を苦しませてはいませんか?
 
もしそうであるならば、
今一度見直してみるべきです。
 
「こだわり」を捨てることは、
「勇気」がいることでもありますが、
 
そうすることが、
物事をスムーズに動かし、
やがて人生をも変えることにも繋がってくるのです。