哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「執着」のコントロール【再掲】

 
諦めないこと、
何が何でも成し遂げようとすること、
頑張り続けること、
 
 
自分の「思い」を実現させるためには、
強固な「信念」が必要です。
 
 
 
 
ですが、一方で、
それは「執着心」にもなり、
 
自分の望む結果を得られなければ、
 
それが大きな「ストレス」となり、
自らを苦しめることにもなるのです。
 
 
 
 
強固な「信念」は、
何を行うにも必要不可欠なものですが、
 
それはいつだって、
「ストレス」の源であって、
 
頑張ろうとしている間にも、
 
知らず知らずのうちに、
「執着」へと変化してしまっているのです。
 
 
 
 
 
今の自分に、行き詰りを感じたり、
今の生活に、苦しみを感じるのは、
 
 
心のどこかに、
何かしらの「執着」があって、
その「執着」を手放せずにいるから
なのかもしれません。
 
 
 
もっと言うと、
 
「執着」があることは認識しているものの、
 
それを手放そうと思っても、
手放すことが出来ないから、でもあり、
 
それが、
更なる「執着」を生み出している
からなのでしょう。
 
 
 
 
 
 
「執着」がなければ、
もしかしたら、
苦しい思いをする必要はなくなるのかもしれません。
 
 
 
ですが、
「執着」があるからこそ、
今の自分が存在するのであって、
 
「執着」なしで生きていくことは出来ないのです。
 
 
 
 
強固な「信念」とは、常に、
「執着」と紙一重の関係にあります。
 
 
強固な「信念」を必要とする以上、
「執着」をも必要としてしまっているのです。
 
 
 
 
 
私達は、
強固な「信念」を持ってしまったが為に、
 
その「信念」に、
自分の心や精神を振り回されてしまうこともあるのです。
 
 
 
ですが、
私達の心や精神が、自分の主なのです。
 
 
私達はその「信念」や「執着」も含めた、
 
自分の「思い」そのものを
コントロールしなければならないのです。