哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

不安の正体

 
誰もが、大なり小なり、
何かしらの不安に駆られているかと思います。
 
 
 
そして、その不安というのは、
常に、未来のことについてであって、
 
過去やいまのことではありません。
 
 
 
これから起こる未来で、
 
 
自分が、いま、
思考や想像することの出来るネガティブな状況に対して、
 
不安を覚えるのです。
 
 
 
 
勿論、
未来が実際にどうなるかは分かりませんが、
 
 
不安というのは、
 
 
ネガティブな自分が発しているので、
とても視野の狭いものでしかなく、
 
 
更に、
いまの自分の思考や想像の域を越えない、
極めて限定的なものなのです。
 
 
 
 
 
起こりうる未来というのは、
無限の可能性が隠されており、
 
 
私達の想像を、容易に越えてしまうものなのです。
 
 
 
 
自分の想像した通りの不安が、
実現してしまう可能性は、
 
 
決してゼロではありませんが
 
 
その可能性は、
私達が思っているよりも遥かに、低いものなのです。
 
 
 
 
場合によっては、
もっと悪い状況にも成り得るのですが、
 
 
たとえそうであっても、
私達がいま、それを想像することが出来なければ、
 
 
当然、不安に思うことはないですし、
 
 
不安でなければ、
いまこの瞬間に、心を煩わされることはないのです。
 
 
 
 
自分の想像したことに、
自分が翻弄されてしまっているだけなのです。
 
 
 
 
 
不安を持たない、不安を排除し続けることは、
難しいことかもしれませんが、
 
 
不安は、自分が創り出した想像でしかないことを、
改めて認識するべきなのです。
 
 
 
 
不安の正体は、
自分の思考であり、想像だということなのです。