哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「フォーカス」していること

 
誰にとっても、
 
「うまくいっている」ことより、
「うまくいっていない」ことばかりに、
 
心が「フォーカス」してしまいます。
 
 
 
勿論、多かれ少なかれ、
個人差はあるのでしょうが
 
心当たりのない人は、
おそらく皆無であり、
 
これは、心の性質の一つ、
でもあると言えるのだと思うのです。
 
 
 
 
 
ですから、頭の中では、
 
目の前にある、
「うまくいっていない」ことばかりが、
浮かんできてしまい、
 
 
更に、
必要以上に、
「深刻」な問題として受け止めてしまい、
 
自分で勝手に
心を悩ましてしまうことにもなるのです。
 
 
 
 
 
当然ながら、
「うまくいった」ことも、数多くあるはずなのですが、
 
 
ところが、
私達は、「うまくいった」ことに対しては、
出来て「当たり前」とも思ってしまうこともあり、
 
 
それが、
どんなに「貴重」なことであるか、
どうしても「軽視」してしまいがちです。
 
 
 
「うまくいっていた」ことが、
「うまくいかなくなった」ことによって、はじめて、
それが「貴重」なことであったかを知るのです。
 
 
 
 
 
私達は、
 
意識しない限り、どうしても、
ネガティブに、ネガティブに物事を捉えがちです。
 
 
 
それは、ある意味、
自分を守るための「本能」、
ということでもあるのでしょう。
 
 
 
ですが、そのことが、
 
生き方を窮屈なものとさせてしまったり、
生き辛さを感じることになったりもしてしまうのです。
 
 
 
 
 
私達の人生は、私達の想像以上に、
「うまくいっている」のです。
 
 
 
「うまくいっていない」ことも、
勿論、あるとは思いますが、
 
 
自分が今、何に対して、
「フォーカス」してしまっているのか、
 
 
自分をもっと、
客観的に見てみる必要があるのです。
 
 
 
自分には、
「可能性」がたくさんあるのに、
 
 
それが見えていないだけだった、ということに、
きっと気づくことが出来るはずなのです。