「うまくいかない」こと
私達の人生は、
私達が気づいていないだけで、ことのほか、
「うまくいっている」ことも多く、
その一方で、
記憶には、どうしても、
「うまくいかない」ことの方が鮮明に残るものです。
そして、
人生においては、
全てが、
「うまくいった」方がいいのか、
というと、必ずしもそうとは言えない。
そもそも、
「うまくいく」というのは、
「うまくいかない」ことがあるから
成り立つのであって、
失敗したり、
「うまくいかない」ことなしに、
「うまくいく」ことはありえないのです。
私達は、失敗したり、
「うまくいかない」ことがあって、はじめて、
何かを学び、成長することが出来るのです。
全ては、
「うまくいかない」ということが、
大前提にあるというわけなのです。
私達の人生の目的、というのは、
「うまくいく」ことも、勿論、
大事ではあるのですが、
「うまくいかない」ことを
どれだけ積み上げていくのか、ということの方が、
課題としては、
より大きなものなのかもしれません。