哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「結果」に踊らされない

 
何かをすれば、必ず、
何かしらの「結果」が出ます。
 
 
 
そして、
その何かしらの「結果」を求めて、
努力をするわけなのですが、
 
 
思い通りの「結果」が得られない、
というのも、
よくあることかもしれません。
 
 
 
 
能力が不足していたり、
必要な努力がなされていなければ、
 
 
「結果」が得られないのも、
当然ではあるのですが、
 
 
 
それでもうまくいかないのは、
 
そこには、
自分以外の要素が、
大きく関係しているからなのです。
 
 
 
 
いわゆる、
「運」や「タイミング」、
「周囲の思惑」等の要素です。
 
 
 
寧ろ、
これらの要素が大半を占めており、
 
 
あらゆる物事は、
自分の力では、どうにもならないことばかり、
なのかもしれません。
 
 
 
 
それを踏まえると、
 
 
「結果」にこだわりを持つ、
ということ自体、
勿論、大事なことではあるのですが、
 
 
一方で、
 
「結果」に踊らされている、
ということでもあるのです。
 
 
 
 
「結果」という、
理不尽で、不確定要素の固まりに対して、
 
 
私達は、
あまりにも、
固執し過ぎる(せざるを得ない)状況に、
陥ってしまっているのではないでしょうか。
 
 
 
「結果」を手放しで考えるわけにもいきませんが、
 
 
「結果」ばかりに囚われて、
 
 
結果的に、
自分自身を苦しめてしまう、
ということを、
改めて、認識する必要があるのだと思うのです。