哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「結果」を得るために

私達は、
思うような「結果」を得られない時、
その「原因」を追究します。
 
 
 
これは至極、
当然なことではあるかと思いますが、
 
 
その「原因」ばかりを追究することで、
かえって、
本来の「目的」を見失ってはいませんでしょうか。
 
 
 
 
本来の「目的」とは、勿論、
求めている「結果」を得ることであって、
 
 
そうである以上、
何よりも優先すべきことは、
 
 
「結果」を得ることであって、
「原因」を追究することではないのです。
 
 
 
 
そもそも、
「原因」を追究するのは、
「結果」のためであって、
 
 
もし仮に、
他によい代替の「手段」があるのなら、
そちらに変更したところで、問題はなく、
 
 
寧ろ、
そのようにした方が、遥かに、
「結果」に近づくことが出来るのです。
 
 
 
 
「結果」を得るための「手段」は、
必ずしも、一つだけだとは限りません。
 
 
 
様々な「手段」があるのなら、
いくらでも試してみるべきで、
 
 
 
一つだけに「固執」するべき理由は、
どこにもないのです。
 
 
 
そして、
一つだけに「固執」すればするほど、
 
 
自らの視野を狭め、
思考を硬直化し、
見えるものも見えなくなってしまうのです。
 
 
自ら「可能性」を否定することにもなるのです。
 
 
 
 
 
「原因」ばかりに拘り過ぎない、
一つの「手段」に固執しない、
 
 
 
これが、
「結果」を得るに当たって、
心掛けるべきことの一つでもあるのです。