問題の所在
どのような物事も、
はじめはごく小さいものでしかありません。
今、自分にふりかかっている厄介な問題も、
最初は、
取るに足らないものに過ぎなかったかもしれません。
ですが、
それが時間が経つにつれ、大きなものへと変化し、
問題は、より厄介に、より深刻なものになるのです。
誰もが、
問題が大きくなり、顕在化してきたところで、
はじめて、
問題として認識し、対処する必要性を感じるのですが、
問題として認識していない時点でも、既に、
問題となる事象は存在しているのです。
問題は、いつどこにも、常に存在しているのです。
問題は、
顕在化しなければ、対処のしようもありませんし、
全ての問題が顕在化するわけでもありません。
ですから、
問題が起きることは、ごく自然のことで、
たとえ、問題が起きないように配慮を重ねても、
また別の問題が起きることは避けられないのです。
問題が起きることを恐れてはいけないのです。
問題はあって当然なのですから、
そこばかりを憂慮せずに、もっと思い切りやってみるしかないのです。