「エゴ」を手放す
誰もが、
「エゴ」というものを持っています。
それは、
「より良く生きたい」、
「もっと繁栄したい」、
という、
「種」の「生存」に関わる、
人としての「生存本能」なのです。
とはいっても、
それが死ぬまで、
「エゴ」を持ち続けるか、
というとそうでもなく、
ある条件になると、
「エゴ」は必要なくなるのです。
その条件とは、主に以下の通りで、
①:「年齢」を十分に重ねる
②:「経験」を十分に重ねる
③:「欲」を十分に満たす
①というのは、
加齢によるもので、
「もう十分に生きた」
という思いからくるもの
②というのは、
自分の可能性を散々に試してみて、結果、
「自分の可能性に見切りをつける、
ことが出来た」
という思いからくるもの
③というのは、
「自分の欲しいものを十分に得られた」
という思いからくるもの
上記3点に共通して言えるのは、
実際に「経験」を踏まえた上で、
「十分に知り尽くした」
というところにあるのです。
つまり、
まだまだ人生に見切りをつけるだけの
「年齢」でもなく、
これ以上やることがないくらいの
「経験」もしておらず、
物質的、精神的にも「満たされる」
こともないのに、
それでも尚、
自分の「エゴ」を手放そう、
というのは、
自分の人生を「放棄」したい、
という「諦め」でしかないのです。
「エゴ」は、
何かをするために必要な
「原動力」であって、
その「力」を、
誤った方向にさえ向けなければ、
持つことに何の問題もないことなのです。
今はとにかく、自分の思ったことを
「納得」のいくところまでやってみれば
いいのです。
その中で、
もし、自分の「思い」が満たされたのならば、
「エゴ」というものは、
自然に無くなっていくものなのですから。