当たり前という問題【再掲】
誰にとっても、
当たり前に思っていること、というのは、
多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
そして、その一方で、
当たり前のことなど、この世には存在しない、
ということも認識はしているのだと思います。
しかしながら、それでも尚、
当たり前のことに慣らされ過ぎて、
その存在をわざわざ認識しようとは思わない、というのが、
ほとんどなのではないでしょうか。
私達に起きるトラブル、問題の多くは、
そのような、
当たり前の中から生じるものです。
トラブルや問題というのは、
大きなこと、重大なこととして、
いきなり発現することはなく、
どのようなことでも、はじめは、
ほんの小さな現象から始まるのです。
ですが、それが、
あまりにも当たり前すぎてしまっていれば、
私達は、問題を問題として、
認識することが出来ないでいてしまうのです。
当たり前、という認識は、
見えるものを見えなくさせてしまっているのです。
もしかすると、
大事なこと、重要なことの多くが、
私達の当たり前の中に、今も尚、
隠れて見えなくなってしまっているのかもしれません。