反対の概念【再掲】
物事というのは、
全てが対の形をなしています。
例えば、
上があるから、下がある、
右があるから、左がある、
というように、
何か一つの物差しで、物事を見ようとすれば、
必ず、その反対の概念が必要となるのです。
人の感情においても、
楽しいと認識するためには、苦しいが必要で、
嬉しいと認識するためには、悲しいと認識すること、
が必要であって、
どちらか一方だけしか認識していない、
ということはあり得ないのです。
これを、
成功と失敗に置き換えた場合、
成功を成功だと認識するには、
失敗することが必要で、
失敗を認識していなければ、
成功することの必要性を知ることはないのです。
そして、
失敗が些細なものだったり、少なければ、
それだけ、
大きな成功を認識することはないでしょうし、
失敗が大きければ大きいほど、
その大きさに比例して、
成功の可能性がある、ということなのです。
いま、
とても苦しい状況におかれている人も多いかと思いますが、
まだ、諦めるべきではありません。
この苦しい状況を認識しているからこそ、
逆の方向に転換させることが出来るのですから。
ピンチの後には、チャンスが必ず来る、
そのことを認識しておくことが大事なのです。