哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

思い込みの解放【再掲】

 
私達の身の回りに起きている出来事というのは、
一つでしかないのですが、
 
 
その出来事に対する解釈というのは、
人それぞれであって、
 
 
人の数だけ物の見方が存在します。
 
 
 
 
解釈というのは、あくまで、
人の主観によるものなので、
 
 
何が正しくて、何が間違っているということは、
基本的にはありません。
 
 
 
そのどれもが、
一つの解釈として成立しているのです。
 
 
 
 
 
ところが、
 
私達の誰もが、
そのことを理解していながらも、
 
 
それでも、心のどこかでは、
自分の主観や考え方が正しいものである、と固く信じ、
 
 
そのことを証明しようとしさえするのです。
 
 
 
 
 
自分の考え方が正しいと思えば思うほど、
 
 
それは、
他の考え方を受け入れられなくなることにもなり、
 
 
結果的に、
自分の思考や行動に制限をかけることになり、
 
 
それが、
自分自身を苦しめることにもなるのです。
 
 
 
 
 
誰もが、
自由に思考し、行動しようとしているのに、
 
 
そこに、
自分の考えに拘りや思い込みを持ってしまうが為に、
 
 
その自由を放棄せざるを得ないのです。
 
 
 
 
自由になりたいのになれない、というのは、
 
 
自分の中にある拘りや思い込みを捨てきれないから、
ということであり、
 
 
逆に言うと、
 
 
拘りや思い込みを解放することで、はじめて、
自由になれるということなのです。
 
 
 
 
 
どこまでいっても、
問題は外側にはありません、
 
 
常に、
自分の内面にしか存在しないのです。