自分に対する執着【再掲】
自分の思う通りに生きるためには、
自分自身をしっかりコントロールすること、
自分の意思を保つこと、
自分自身に負けないことが必要です。
これらは、
ごく当たり前のことなのかもしれませんが、
しかしながら、同時に、
自分の意思を維持しようとする意識が、
自分自身のことを強く否定したり、
責め続けていることにもなっているのです。
もしくは、
自分のことを赦せなくなってしまっているのかもしれません。
私達は、
なりたい自分になりたいがために、
過去やいまの自分に対し、
責め続け、否定し、赦すことが出来ないでいるのです。
未だに、
これまでの自分自身に執着し、囚われてしまっているのです。
確かに、
過去の自分も、いまの自分も、未来の自分も、
全て同じ自分ではあるのですが、
全く別の存在でもあり、別の人間に変わっていくのです。
ですが、
これまでの自分に執着するということは、
却って、
新しい自分になることを阻害するばかりなのです。
過去の自分も、いまの自分も、
これから新しい自分に変わるために必要なプロセスではあるものの、
それ以上でもそれ以下でもないのです。
大事なのは、
これから自分はどのようにありたいのか、
ということであって、
これまでの自分がどうであろうと関係ないのです。
自分自身に囚われてしまってはいけないのです。