自分を映し出す鏡【再掲】
「他人は自分を映し出す鏡」という様に、
自分の目に映る相手の姿というのは、
自分を映した鏡であると言われています。
相手の自分に対する振る舞いや、
相手から受ける様々な印象や感情というのは、
まさに、
いまの自分自身の姿を写しだしていると言うのです。
相手の気に食わない部分を見て、
苛立ちや怒りを感じるというのは、
元々、自分自身の中に気に食わない部分があって、
それに対して、
自分への苛立ちや怒りを抱えていることが根本にあるわけで、
もし、そのような要素が自分になければ、
そもそも、相手に対してネガティブな感情にはならないのです。
同じように、
相手を赦せないと思ったり、
相手のことを受け入れられないと思うのも、
自分を赦せていなかったり、自分自身を受け入れていない、
ということが根本にあって、
相手を通して、
自分の心の内を表面化させているに過ぎないのです。
自分では、
自分のことを赦しているつもりでも、
それは、自分自身を誤魔化そうとしているだけであって、
相手に対して赦せない気持ちが湧いてくることが、
何よりの証明なのです。
相手を見て、自分を知るのです。
相手から見えてくるもの全てが、いまの自分自身の姿であることを
肝に銘じておかなければならないのです。