哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

未熟な存在【再掲】

 
私達の誰もが、
様々な目的を持って、何かを目指そうとします。
 
 
 
そして、心のどこかで、
 
完全、完璧、完成、100%、といったことを
目指していることはないでしょうか。
 
 
 
 
しかしながら、何を目指そうとも、
その目指す先というのには、決して終わりはなく、
 
 
完全なもの、完成されているものというのは、
どこにも存在していないのです。
 
 
 
 
どんなに素晴らしい人格であっても、
類まれな才能や知識、経験を持っていたとしても、
 
 
 
その全ての要素において、完成されることはなく、
 
 
私達が、どれだけ努力や苦労を重ねたところで、
常に、未熟であることに変わりはないのです。
 
 
 
 
ですが、未熟であるからこそ、
どこまでいっても、その先があるわけで、
 
 
それが、自分の可能性でもあるのです。
 
 
 
 
 
私達は誰もが未熟です。
どれだけ生きようとも未熟なのです。
 
 
 
ですが、
いつでも未熟でいられるからこそ、
自分の可能性を試し続けることが出来るのですから、
 
 
未熟であることを自覚し、未熟な自分を認めてしまうべきなのです。
 
 
 
そうすることで、
もっと自分に素直に生きることが出来るはずなのです。