行動出来ない問題【再掲】
行動するためには、
そのための何かしらの思考があって、
その思考を行動に移すために、
決断というプロセスを、私達は無意識の内に行っています。
決断したのだから、
そこで間髪入れずに行動に移せば、
当然ながら、何も問題はないのですが、
決断してからも、さらに、
行動するまでに時間が経ってしまうことで、
また元の状態に戻ってしまうということが、
誰しも経験のあることではないでしょうか。
結局のところ、
決断が決断になっていなかった、
というわけなのですが、
大事なのは、
決断することと同時に、
その決断した後に、
いかに時間を置くことなく、行動に移せるかどうか、
ということにあるのです。
そもそも、物事とは、
何事も行動してみなければ分からないもので、
思考の中で、
あらゆることをシミュレーションしたところで、
何一つはっきりさせることは出来ません。
思考することによって、
様々な可能性を拡げることは出来ますが、
可能性を拡げる、ということは則ち、
選択肢を増やす、ということでもあり、
この選択肢が多ければ多いほどいいか、というと、
決してそういうわけでもないのです。
逆に、迷いや恐れの原因となるだけで、
行動に移す時の障害となってしまうのです。
思考することが足かせとなって、
行動に移せなくなる理由の一つでもあるのです。
そして、
行動出来ないもう一つの理由としては、
そもそも、
行動することは恐い、ということなのです
何しろ、
行動することこそが自分を変える、のですから、
自分が自分で居続けようとするために
必要な心の働きなのであって、
行動することが難しく感じるのは、ある意味、
当然のことなのです。
行動に移せないでいるのは、
決して、
精神力が弱いからでもなく、
実行に移す勇気がないからでもなく、
性格の問題でもありません。
個人の資質、特徴という点から、
行動力の有り無し、を問われることもありますが、
誰もが今も、何かしらの行動をしており、
基本的に、
私達の誰もが、行動力はあるはずなのです。
たまたま、
行動出来なかった時のパターンを
それこそが自分自身だと認識してしまうかもしれませんが、
誰も行動出来ない人はいないのです。
思考したことを形にするために、
行動することは、確かに難しいことです。
ですが、私達はいつも行動しているのです。
行動することが難しいからといって、
何もしないのではなく、
それを知った上で行動することが、全てを変えるのです。