感情のコントロール【再掲】
私達は、
感情に左右される生きもので、
その感情は、
事あるごとに、浮き沈みを繰り返し、
どのような人であっても、
その浮き沈みから逃れることは出来ません。
ポジティブとネガティブの感情を、
交互に繰り返しているのです。
とりわけ、
怒りの感情というのは、
誰もが避けたいと思いながら、
なかなかコントロール出来ずに苦労していることだと思います。
怒りを覚えた時、私達は、
瞬間的にこれをどうするかを考えます。
もしくは、
考える間もなく、反射的に反応しているかもしれません。
感情を表に出せば、
自分はそこで発散されるかもしれませんが、
周囲や人間関係に悪影響を与えてしまうのは、
目に見えています。
一方で、
我慢すれば、
その場は何事も起きることはありませんが、
抑え込んだ怒りは、
心の奥に溜まったまま、
いつかのタイミングで暴発するだけなのです。
怒りを感じ、
自分で、怒ってはいけない、
と言い聞かせても、
抑え込むことが難しいこともあります。
相手の人を赦そうと思いたくても、
怒りの感情が勝ってしまうこともあるのです。
感情とは、
瞬間的に湧き上がった後、
一定の間(90秒間)、自分の体に留まり、
次の瞬間には、消えていくものと言われています。
しかしながら、
その感情を、
引き続き自分の中に留めてしまうことも出来るわけで、
それは、
その感情を、自らが長引かせるように選んだから、
とも言えるのでしょう。
つまり、
自分で、怒りを選択している、
と言えるのですが、
実質的には、
選択せざるを得ない状態に陥っているだけで、
それは、
感情に乗っ取られてしまっている、
ということでもあるのです。
感情は、
元々、一定の間を過ぎれば、
跡形もなく過ぎ去っていくのですから、
あえて、
自分の中に留める必要はないのです。
何が湧いてきても、ただ静観する、
それが、
感情をコントロールする、ということなのです。
感情の赴くままでいることは、
もはや、
感情の奴隷、でしかありません。
私達は、
常に、感情を自分でコントロールすることが出来るのですから、
感情に振り回されてはいけないのです。
怒るかどうかも、
自分が決めてコントロールするのです。