今しかない【再掲】
私達が、
自分がどこからやってきて、
これからどこへ向かおうとしているのか、
誰も知ることは出来ません。
それでも、
自分には、必ず、
向かうべき先があるのだから、
今は、
どこへ向かうのか分からないけれども、
とにかく、
行先を求めて、彷徨い続けるのです。
まだ、
自分が若いから、人として未熟だから、
答えが分からないのかもしれない、と。
だから、
もっと時間や経験が必要だと考え、
生きることに急いでしまうのです。
だけど、
相変わらず、
答えを見出すことは出来ないままであって、
そもそも、
答え等というものは、
存在しないのかもしれません。
私達は、
どこからもやってきたわけでもないし、
どこかへ向かっているわけでもない、
今、という瞬間を、
常に連続させながら、
生き続けているだけに過ぎないのです。
ただ、
ひたすらに、今を生きるだけ、
今、自分が思った事をするだけでしかないのです。
自分が今まで、
何のためにやってきたのか、
これからどのようにしていけばいいのか、
私達は、
自分のため、誰かのために、
これまでも生きてきたし、
これからもそうするでしょう。
いかに生きるか、ということについて、
正しい答え、
というものはありません。
いつだって、
一瞬先は何が起きるか分からないものなのですから、
いつだって、今しかないのです。
今を生きること以外に、
何も出来ることはないのです。