哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

思考を拒否【再掲】

 
誰にとっても、
 
自分の中に、
直したいものや改善したいところがあって、
 
このままの自分ではダメだ、
と、自己の改善に取り組む人も多いかと思います。
 
 
 
 
他人から見れば、
 
直す必要性があるとは思えないし、
大した問題でもない、
 
何故、直したいのか、理解も出来ないし、
 
寧ろ、羨ましいとさえ
思うようなことでもあったりするのです。
 
 
 
 
ですが、それでも、
 
自分にとっては、
コンプレックスであり、
切実な問題であったりするもので、
 
 
他人から何と言われようとも、
そんな自分を何とかせずにはいられないのです。
 
 
 
 
 
では、
その自分の中にある問題やコンプレックスは、
どこから出てくるものなのでしょう。
 
 
 
 
これらの全ては、
自分の思考から起きていることで、
 
 
今の自分の中で、
直したいところや改善すべきところがあると、
 
 
それを
自分の勝手な思い込みによって、
大きな問題に仕立てあげ、
 
 
それを何とかしようと、
内側から働きかけてくるのです。
 
 
 
 
この思考を続けている限り、
 
仮に、その問題自体を解消したところで、
また別の新たな問題が湧き上がってくるだけで、
 
根本的な解決にはならず、
常に、何かの問題に悩まされることになるのです。
 
 
 
 
ですので、
 
まず何とかするべきなのは、
そのように物事を捉えてしまう思考なのです。
 
 
 
決して、
問題意識やコンプレックスを持つことが悪い、
ということではありません。
 
 
 
 
思考は、
無意識の内に湧き上がってくるもので、
どうにもならないところもあります。
 
 
 
ですが、
その思考を受け入れるかどうかは、
また別の問題であり、
 
 
受け入れたくないものであれば、
自分で拒否すればよいのです。
 
 
 
自分の思考がいつも正しいとは限りませんし、
自分の思考のままに流されてもいけないのです。
 
 
 
自分の思考は、あくまで、
自分でコントロールするべきものなのです。