「思考」の産物【再掲】

　
私達は、どこまでいっても、
「今」のこの瞬間しか生きられないわけで、
　
その先にある「未来」は、
頭の中にイメージとして、存在するかもしれませんが、
　
私達は、常に、
「今」しか生きられないのです。
　
　
　
　
そして、
「今」にしか生きられないのに、
その先の「未来」のことを考えるから、
不安になるわけで、
　
　
その「未来」に想像しうる最悪の状況を
受け入れることが出来ずにいるから、
苦しくなるのです。
　
　
　
　
つまり、私達は、
　
先の見えないことに、
自分で勝手に、不安を覚え、
　
その中で、
最悪の状況を、自分の中で作り出してしまうことで、
自分で勝手に、苦しみを引き起こしてしまうのです。
　
　
　
　
　
全ての発端は、
　
見えない「未来」に対して、
「思考」してしまうことから、はじまるのです。
　
　
　
「未来」のことを考えなければ、
そこに問題は存在しませんし、
　
　
不安や苦しみは、
「未来」に対して「思考」した時だけ、
やってくるのです。
　
　
　
勿論、
「未来」に対し「思考」しない、
ということは、
ほぼ不可能なことでもあり、現実的ではありません。
　
　
　
ですが、
不安や苦しみの出処が、全て、
「思考」の産物であることを、
改めて認識しておく必要がありますし、
その中で、新たな気づきが生まれる可能性があるのです。