哲学的思考~Philosophical Thinking

~よりよく生きるために、自分自身を見つめ直す~

「知らない」ことを「知る」【再掲】

私達の中には、
自分が「知らない」ことに対して、
 
必要以上に、
恐れや畏敬、もしくは憧れの気持ちを
抱いてしまうことがあります。
 
 
 
 
「知らない」が故に、
自分の中で勝手に「虚像」を作り出し、
 
その「虚像」に対して、
様々な感情を持ってしまうのです。
 
 
 
 
そして、
「知って」しまえば、
何ということもないはずなのであったとしても、
 
 
それでも、
敢えて「知ろうとしない」、
 
 
寧ろ、
「知る必要がない」、
 
と自分に言い聞かせ、
 
頑なに、
「知る」ことを「拒む」のです。
 
 
 
そのようなことはありませんでしょうか。
 
 
 
 
 
「知ろう」とすることは、
則ち、
 
「知らない」という自分自身、
を認めてしまうことでもあるのです。
 
 
 
 
「知ろう」としないことには、
様々な理由があるのかもしれませんが、
 
 
心の奥底では、
 
そのような「自分を認めたくない」から、
という思いが、
どこかに潜んでいるからかもしれません。
 
 
 
 
 
一方で、
 
今の自分に「限界」を感じ、
「このままではいけない」、
と思っている方は、
 
数多くいるのではないかと思います。
 
 
 
そして、
そのような「限界」から脱却出来ないのは、
 
自分の「知っている」ことに、
「限界」があるからなのです。
 
 
 
今の自分を越えるためには、
何よりも、
 
「知らない」ことを「知る」、
 
ことが最も必要なのです。
 
 
 
 
今の自分が「知らない」世界にこそ、
未知なる「可能性」があるのです。
 
 
 
 
自分の中で、勝手に、
「限界」を作ってしまっていませんか。
 
 
 
今はまだ、
「知らなくて」も全く問題ではありません。
 
 
これから「知ろう」とする意志さえあれば、
いつでも自分の「可能性」を拡げることが出来るのです。